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就職ミスマッチを防ぐ方法

突然ですが、外資系企業の上司のイメージってどんなイメージですか?

メチャクチャ仕事が出来る。
何を聞いても秒速で答えを出してくれる。
MBAホルダーで、学ぶことを嫌だと思わない。

こんなイメージを持っていませんか??
著者のこれまでの経験ですが、“誰でも知ってる超大手外資系企業”は、先に書いたイメージ通りだと思います。
あえて付け加えるのなら、上記に加えて、全員「お金」が大好き!
だから、上記なようになるんだと思います。

■ 残念な外資系企業のマネージャー….

では、“そこそこ有名な外資”になるとどうか…
正直、身構えることが多くなります。
まして、上司になるなら。余計に…

部下なら教育を通して、使えるようにすることは可能です。
しかし、新しい上司が外資出身の転職組だと100%身構えます。
そして、入社前から情報戦を繰り広げる必要が生じます。

■ 持てる検索技術をフル活用しないと痛い目にあう

新しい上司が入社すると通達が入ると同時に情報戦はスタートします。
基本となる名前の入手。現在の勤務先の入手。
さらには、Google検索はもちろんのこと、Facebook、Twitter、Instagramに加えて、LinkedIn(外資出身者の利用率高し)で個人情報を徹底的に調べます。場合によっては、現在の勤務先で働く友人・知人を探して、評判までリサーチをします。

そして、迎える入社前打ち合わせ。
これから入社する上司の目的は、どんな風に仕事をしているかや、ビジョンを聞くことが目的となりますが、我々の目的は、これまで調べた情報と本人の言動に一貫性があるかと、今後どのように動くかの戦略立てが目的になります。

■ なぜ、そこまでする必要があるのか?

なぜそこまでするのか??
答えは、簡単です。
外資系出身者である程度のポジションで転職してきた人の多くは、

①:マネージメント経験が無い(または浅い…)
②:上司や周囲の発言でジャッジが変わる
③:チームでなく、個人で動くので混乱しか作らない
④:「ロジカルに」が口癖だが、行動はエモーショナル…
⑤:態度だけはデカい(部下の前で)
⑥:出世しか興味が無いので、上司に媚び諂う

これらの属性を持ち合わせている、俗に言う「痛い子ちゃん」なのです…。
多くの場合、こういう「痛い子ちゃん」の採用面談は海外本社が行うケースが多く、日本市場の専門では無い人が面接を担当するケースが多い感じがします。

 また、面接を受ける側も自分を良く見せることに長けている結果、「痛い子ちゃん」が量産される悪循環を迎え、

上司を支える部下は崩壊するか、
共通の敵を得て団結する。

いずれかの道を選ぶことになります。

■ ミスマッチが起こるメカニズム

長々と“そこそこ大きい”外資系企業の裏側を書いてしましましたが、新卒採用でも、ミスマッチが多発しています。中途採用市場でミスマッチが多発するメカニズムとして、

・会社側が必要な人材がわかっていない
・能力よりも、頭数を増やせば良いと思っている
・なんでも出来るスーパーマンを求めてしまう
・ノルマは課すが、人事権は付与しない

では、新卒市場ではどうか?
俗に言う「3年離職率」は30%前後で推移しており、入社後3年以内に同期の1/3が会社を去っています。
 正直、就職活動をして、内定を得て、仕事を始めた当初から「3年で転職する」と思っている人は少ないと思います。
 おそらく、「定年まではいないけど、どこかで辞めるんだろうな〜」と思っている人が大半かと思います。
でも、1/3は3年でいなくなる…

■ 新卒の方がミスマッチを起こしやすい

新卒生の1/3が3年で会社を去る一番の理由は、「少なすぎる情報量」と「偏った情報」に起因しているのではないでしょうか?

日本にある企業数は約420万社。
そのうち、某大手新卒生向け求人情報サイトの掲載企業数は50,000社。
つまり、日本の企業の1.2%の情報しか持ち合わせていないことになります。
また、就職活動中に耳にする会社の多くは、身近に売られている商品やサービスを提供している企業で、BtoB向けの企業でもCM等で名前を聞いたことがある会社がほとんどだと思います。

また、就活エージェンシー等を利用すると、偏った情報を入れられる恐れもあります。

■ 意外と多い、お客様への転職

就職活動時に耳にする企業名は、聞いたことのある企業が多いと思いますが、会社に入社すると聞き慣れない名前の企業名が多くなると思います。
 初めは、聞き慣れないので、会社の中身を調べたりするところから始まり、打ち合わせ同席を繰り返し、時には意見の相違で揉めたりしながら数年が立つと、先方から入社の打診を受けるケースが多々あります。それも、現職以上の待遇で。
 そして、入社後は右腕として長く働く傾向にあると思います。なぜなら、数年間の仕事を通して、お互いを評価しあった結果だからです。ミスマッチを防ぐ方法としては、情報収集を徹底して行う&相手に逢うで解決出来ると思います。

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