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40歳。「今」就活生に戻ったらどんな企業に応募する?

新型コロナウィルスで入社面接が受けれないとか、WEB面談になったなどのニュースを耳にする機会が増えた。
学生も大変だな…と思う一方で、今、自分が学生ならどんな企業に応募するんだろうか?と考えてみた。

18年間を会社に捧げた人生



著者は、今年40歳(前厄)になります。
22歳で社会人という肩書きを手に入れて気がつくと18年が経過していました。

18年。
「オギャー」と生まれた子どもが、
生意気な大学生になっている年月…

正直、長いな〜と思いました。
しかも、社会人として世(ほぼ会社)に捧げてきたことに寒気を感じもします。
でも、ちょっとだけ自分を誉めてやりたくもなりました。

余談ですが、社会人なりたての時は酷かった。
明け方まで資料作りをするのはデフォルト。
飲み会やコンパに行こうものなら、
「何時に戻れる?」という上司からの電話に酔いも覚めた。

眠気に勝てずにトイレで寝たこともあったし、
段ボールに包まって床で寝た事も多々あった。

憎き者にも感謝の言葉を送るようになった18年。

さすがに今やると問題になると思う。
でも、当日はこれが普通だった(と思う。)。

当時、殺してやりたいリストのトップを独走していた上司やクライアントは、40歳を迎えた今では「お礼を言いたい人達ランキング」のトップになっている。
恐るべき。18年。
そう。時間が評価を180度変えたのだ。
そして、当時は、怖かったが、歳を重ねたことを良いことに(相手も歳をとって怒らなくなった)、こちらから誘って飲みに行く事も増えたし、酌を重ねるうちに、その人の内面もよく分かるようになった。
何よりも孤独な部分も垣間見れるようになり、人として尊敬することも増えた。

では、なぜ、評価が180度変わったのか?
恐らく視点が変わったのが大きいのではと思う。
役職もつかない平社員の時は、仕事の中心は自分だった。
クライアントワークをやろうが、会社の仕事をしようが、中心は自分だった。なぜなら、与えられた仕事を黙々とこなせば良かったから。

 今、思うと、考える必要性があっても、奇抜なアイディアや現状の課題をブレイクスルーする考えは求められていなかったと思う。

 当時の私が思いつくアイディアの99.9%は、先輩方も考えていたし、何かしらの回答を出していたと思う。言い換えると、浅いビジネス経験とニュースで知った知識で太刀打ち出来るわけがないし、「私」という青二才を上手いように使いこなしていた上司の”采配力”の中で踊らされていたのだと思う。

「あいつに出来るのはこれくらいかな?」と目星をつけて仕事を与える。だから、失敗しても想定の範囲内だから、痛くも痒くもない。上手くいったら、適度に褒める。この繰り返しを上司やクライアントは平然とやってのけていたと思う。

自分の役職が、リーダー、マネージャー、課長、部長、執行役員と変わる中で、必ずぶつかるのが「チームをどのようにして動かすか」という壁だ。
役職がリーダーやマネージャーの時は、過去の上司やクライアントに「チームの使い方」を聞くのを「恥」だと思っていた。
きっと、どうでも良いプライドがあったのだと思う。
ただ、何かのきっかけで話をした際に、言われた一言一言は、ベストな回答だったし、実行に移しても上手く機能していた。
それからというもの、チームのフォローの仕方。誉め方。叱り方。謝り方等々。をことある事に聞くようにしていた。

そろそろ、本題に戻ります…

そろそろ本題に戻ります。
今。就活生に戻るならどんな企業に応募するか?
答えは単純で、「自分を上手く使ってくれる上司がいる会社」に応募したいと思う。

コロナウィルスの影響で経済状態が変わるので何ともいえないが、今年くらいは、まだ売り手市場だと思う。
なので、企業の採用担当者も良いことを並べてくると思う。
「いきなり活躍できますよ!」とか、「若い人が多く活躍している社風です!」とかの甘い言葉で。

内側の話をしてしまうと、採用担当者も必死なんです。
何名採用するかをKPIにしていると、内定辞退が1名でも出ると冷や汗物だと思います。何よりも、辞退されてKPIが未達だと自分の評価(給与査定)にも影響が出てくるので、内心は「何でも良いからとりあえず入社してくれ。その後は、辞めてもらっても構わないから…」と思っている人もいると思います。

逆に面接を受ける側も、毎回緊張するし、交通費かかるし、意地悪な質問されて答えたことに、自問自答して、自己嫌悪に陥っていると思う。だから、優しい言葉に惹かれてついつい付いて行ってしまう気持ちは痛いほど分かります。

ですので、視点を変えてみてはいかがでしょうか?
面接の時に「この人は自分のことを上手く使ってくれるかな??」くらいの軽いノリで良いと思います。一人でも多くの人に出逢えれば、その分、自分の能力を上手く開花させてくれる人に出会える確率も上がるので、とりあえず人に会ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?

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