就活でキャリアは決まらない(エフェクチュエーション)
こんにちは、atteyaaの まつい です。
今日は就活で人生が決まるわけではないよ。という話です。
「そりゃそうでしょ」
って多くの学生さんが思うかもしれません。
今は学校でキャリアデザインの授業がありますし
転職が当たり前になり、複業をOKとする企業が出てくる時代ですから
終身雇用なんてもはや都市伝説か?ってくらい
今となっては遠い昔の話に聞こえます。
とはいえ、
もう少しこのあたりの動きを多面的に知っておくのも悪くはありません。
昔(バブルが弾けるまでとしましょう)と今は何が違うのか。
ここを正確に理解することができれば
「就活でキャリアは決まらない」ということが
ほんとうの意味で腑に落ちるのではないかと思います。
さて、皆さんはエフェクチュエーションという言葉をご存知でしょうか。
まだ、比較的新しい言葉(考え方)です。
知らなかった方はこの機会にぜひ覚えて下さい。
一方、イノベーションという言葉をご存知でしょうか。
(舐めてんのか?ww)
まあ、ご存知ですよね。
ちなみに、本筋からはそれちゃいますが、
日本でイノベーションという言葉が紹介されたのは
1958年だそうです。(wiki調べ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
今、社会はイノベーションを求めています。
成熟した社会に一石を投じ、新しい世界を提示し、
これからの人類と地球のあり方に光を灯す。
少し大げさですが、そんなイノベーターを世界は求めています。
有名なところであれば
スティーブ・ジョブズ(Apple)やビル・ゲイツ(Microsoft)、
イーロン・マスク(Tesla)やジェフ・ベゾス(Amazon)、
日本においては、
柳井さん(ファーストリテイリング)や孫さん(ソフトバンク)、
三木谷さん(楽天)や前澤さん(元ZOZO)でしょうか。
では、エフェクチュエーションの説明の前に
もう一つ問います。
Q:上記のイノベーターの人たちに共通することは何でしょうか?
答えは相当難しいです。
間違いなく言えることは
A:各々が強みを発揮し、社会がそれを認めたこと
といったところでしょうか。
なので多くの人が思うわけです。
「彼らには天賦の才能があった。自分には到底真似できない。」
すごく分かります。私も真似できません。
ところがです。
この何だか謎にすごい起業家たちには
どうやら共通の意思決定プロセスがあるらしいぞ。
ということを研究された方がいらして
その理論は「エフェクチュエーション」と呼ぶのです。
そして、このエフェクチュエーションには反対の言葉があって
それはコーゼーションと言います。
驚きです。
私は、天才の行動を理論化するなんてできないと思っていましたし、
実際に最近までこの理論はなかったのです。
エフェクチュエーションとコーゼーション、
それぞれどういう理論か簡単に説明したいと思います。
詳しい説明はググって下さい。
これまたちなみに情報ですが、まだまだ新しい理論なので
エフェクチュエーションでググっても読みやすい書籍は出ておらず
重厚(読むにはお金と時間と根性が必要ww)なモノが鎮座しております。
エフェクチュエーションとは、手段から考えます。
今出来ることや、あることから始め、
許容できる範囲の失敗を定めておいて、
既存の人的リソースやネットワークと繋がりながら、
その都度カタチを変えて、
そこから生まれたモノに価値を見出します。
コーゼーションとは、目的や目標から考えます。
達成したい目標を設定し、
それが妥当であるかマーケットを調査し、
最善の策と計画を練り、
そのためのリソース(ヒト・モノ・カネ)の調達を行い、
その達成状況を日々ウォッチし、それに対応します。
なるほど、
コーゼーションは今までのビジネスの王道だということが分かります。
そして、皆さんの就活のスタンスにもとても似ています。
時代が求めるイノベーター(起業家)たち共通の思考とは
とりあえず自分が今できることから初めてみて、
少しずつ関連する仲間を増やしながら、
そこから生まれたものに価値を見出し、その結果を享受する。
すっごく簡単に言うとそういうことなんです。
(もう一度言います。詳しくはググって下さい!ww)
では、なぜイノベーター的な発想、
すなわちエフェクチュエーションが良いのか?
これからの時代はあらゆることが不確実だと言われています。
AIが人の能力を超え、
人類は宇宙へ向かい、
地球は日々何かしらのアラートを発しています。
そんな時代に、
間違いない目的を定め、確実な計画を作る。
そこに大きな価値はないのだと思います。
そして何より成果を得るのに時間がかかります。
そうではなく、
今の自分は何者か?
今の自分は何ができるのか?
そういう問いを自分に投げかけながら
日々つながる人たちとの関係性から生まれてくるもの
それらに価値を見出し、強化していく。
(自分ができることを強化する。これをフィードバックループと言います。)
そういう生き方やあり方が、これからを生きる上で大事なのだと思います。
であれば、就活はどうでしょうか?
もっと気楽に考え、
今の自分が出来ることから小さな成功体験を積んでいく。
そうすれば、自ずと仲間が集まり、人と知のネットワークが構築され
気づけばたくさんの成果が手元に残っているのではないでしょうか。
そしてその経験を強化する循環(フィードバックループ)において
自然と転職やキャリアチェンジがあるのだと思います。
就活はもっと気軽に、エフェクチュエーション的な思考で。
ぜひエフェクチュエーションについて調べてみて下さい。
(そこ他人任せ!ww)
読んでくれてありがとうございます。