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【就活】強みなんて無いしな・・と思っている学生向け。できることと強みは違うという話




こんにちは。はるです。

タイトルの件、就活を始めると必ずと言っていいほど悩むものではないでしょうか。

自分も就活時代「別に強みとかないよな」って思ってましたし、友達ともよく話していました。

以前にも強みの記事はいくつか書いているのですが、今回は

「できることと強みは違う」

という観点で書いてみたいと思います。




ちょっとした例えばなしから入ろうと思いますが、「学歴」ってあるじゃないですか。

「学歴が良く無いと良い会社には入れない」

みたいなイメージってあると思います。

実際、高学歴であることは就活ではある程度有利であると思います。

これって、高学歴な人は高学歴だから内定をもらいやすいのでしょうか?

それとも頭が良いからでしょうか?

たぶんそれは本質ではないですよね。
(本当に高学歴しか受け付けない会社もあるかもしれませんがw)

この高学歴の人たちは就活している時点では別に仕事のスキル(できること)は持ってないわけです。

要は高学歴であっても働いていない時点では、学歴は無くても10年働いてる先輩社員より仕事はできません。

1年2年やったぐらいでは、そうそう追い抜けないと思います。




じゃあ社会で何が評価されているのかというと、高学歴の人はそうでない人より「強みの活かし方」を知っているからだと思います。

どういうことかと言うと、

高校まで、多くの人に等しく同じ「勉強」という課題が当れられますよね。これをクリアし、難関大学へ合格している人は

  • どうすればモチベーションが続くのか
  • どうすれば自分は英単語を覚えやすいのか
  • どのタイミング、時間、量なら自分にとって効率がいいのか



などのことを知っています。

これは自分が持っている「強み」を利用して行っています。

「テストの点がいいとクラスで認めらるから勉強しよう」

「知らなかったことを知ることが好きだから勉強してた」

「気がついたら根詰めて勉強してたけど苦じゃなかった」

いろんなパターンがあると思いますが、

この自分が何かをうまくやれるパターンは、自分にとって大したことではない、当たり前、日常的に、無意識的にやっていることです。(でも周りの友達の多くはできないのです。)

無理なく、嫌々でもなく、実行しているから結果がついてくるのです。

これは、別に勉強である必要はなくて、社会に出たならば仕事に対して同じことをすればいいわけですね。

高学歴の人は今後の成長が早そうだ、というイメージはそういった背景が理由だと思います。(まあ少なくとも脳は相当鍛えられているでしょうがw)

学歴でなくても、スポーツなどの習い事で秀でたものがある人が評価されるのも同様の理由ですね。



さて、話を本題の「できることと強みは違う」という話に戻します。

先ほども出てきましたが、強みとは、

自分にとって大したことではない、当たり前、日常的に、無意識的にやっていることです。

上に例として

「気がついたら根詰めて勉強してたけど苦じゃなかった」

というパターンを出しましたが、この人は

「スケジュールが詰まっていて、忙しい状態が生産的だし(無意識的に)好き」

なのかもしれません。本人はそんなに意識もしてませんし、普通だと思っていると思います。

これが強みなのです。才能と言い換えてもいいかもしれません。これ自体で何かできるわけではありませんよね。
(ちなみに筆者はこの忙しい状況はかなり嫌いです。笑)

この強みが受験と掛け合わされ、広大な範囲の勉強を1年間根詰めてやった結果、学力(知識というスキル、学歴という結果)になっただけです。

これはこの人の仕事が忙しくなった時にも同じように発揮されることでしょう。



一方、「できること」というのは言葉の意味のままです。

たとえば「英語がネイティブレベルで話せる」みたいなことです。

これは本質的な強みではありません。「スキル」「ツール」みたいなことに近いですね。(もちろんそれは、就活では評価されることですが。)

就活では「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら、基本的に「できること」は求められていません。

社会に出る前の「できること」そのままでは会社では使えないことが多いし、後でできるようになれば良いですし。


なので「強みがない」と悲しんでいる、困っている学生の方は

小さな出来事でいいので、

  • 何か結果が得られた時に感じていた気持ち
  • 何かの物事に乗り気になる瞬間
  • 自分にとって普通なのに友達が「自分には無理だ、自分は嫌だ、そんなこと考えたことない」と言っていたこと

など日常から自分のパターンを探してみるとヒントになると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

(例えば筆者のしょうもない例でいうと、
・ランニングをしていてしんどい時「5kmは走る」という目標があると頑張れる。
誰に言うわけでもなく、心の中で「5kmは走る」と設定してます。
→目標を明確に設定すると生産性やモチベーションを上げることができるという強みです。)

それでは。



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