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採用のトレンドに潜むウソ

こんにちはatteyaaのマツイです。

採用のトレンドに潜むウソ。

今日はそんなことをお話したいと思います。

採用でトレンドになるワード
それは人事施策だったり、評価制度だったり、
そういうケースが多いです。

思いつくところで行くと

  • 成果主義
  • 目標管理制度(MBO)
  • ジョブ型雇用(ジョブディスクリプション)

こんなところでしょうか。

成果主義なんてすごいバズワードでした。

成果主義という言葉は、
働く人の多くの方がご存知ではないでしょうか。

そして今、ジョブ型雇用なんて言われています。
この言葉の認知度はどうでしょうね?
そこまで学生がこの言葉を知っている印象はないですけど
就活をするときに目にして、少し気にする。
そんな学生は少なくないと思います。

でも、これらって誰が流行らせるんでしょうね。ww

成果主義も目標管理制度もジョブ型雇用も
実は全部が欧米(米国かな?)からの輸入なんですけど
ここで一つの問いが立ちます。

Q:「本当にいいものなのか?正解なのか?」

です。

で答えは、

A:「分からない、使い方による」

です。ww

なんじゃそれ!
って怒られそうですけど事実です。

ここにウソの欠片が潜んでいます。
成果主義は大いに流行りました。

大手企業を含めてこれを導入することで
低迷する業績の再浮上を期待した会社は多いと思います。

でも、成果主義を導入して成功した会社は一握りです。
「結果を出したら評価するよ」というのは
シンプルに見えますがだからこその難しさがあった。

目標管理制度も同様で、
こちらは個人の目標というものを取り込むことで
社員の成長と企業の成長、
この2つがクロスオーバーすることを期待したわけです。

聞こえは良いですから導入している企業は多いと思います。
でも、はたして真に機能している会社はどれほどか?
と問われるとなかなか難しいと思います。

なぜか?

答えは簡単です。

実は、、、とても大事なことが欠落しているんです。

それは「チームワーク」です!

・・・

・・・

えっ?

ふつー過ぎました?ww

でも、真実です。

成果主義を目標管理制度も、
コンピュータで言えばアプリケーション、いわば枝葉の施策なのです。

一方、
日本企業には日本企業の
欧米企業には欧米企業の
それぞれの組織文化があります。

更に個々の企業ごとに異なる組織文化があるわけです。
この文化や風土はアプリケーションを乗せるOS的なものです。

なので、
アプリケーションとOSの相性が悪いからダメ
すなわち、欧米の施策(アプリケーション)は
日本の企業文化(OS)になじまない。
ということも言えるんですが、今日はちょっと違う話です。

まだ登場していないけどとても大事なこと
そう!
CPU(コンピュータの性能)の話です!!

どんなにOSが最新で優秀でも、
アプリがどれだけ斬新で快適でも、
CPUの性能がイマイチだとコンピュータってホント無用の長物ですよね。

このコンピュータのCPUが、
組織のチームワークと同様なんです。

ここを言及していないのが問題なんだと思っています。
OS(組織文化)をアップデートするにも
アプリ(人事施策)をアップデートするにも
鍵となるのはCPU(チームワーク)なんですけど
そこを怠ってしまうと以下のようなこと(バグ)が起こります。

成果主義
=自分ひとりが成果を上げれば良いという思想
=過度な競争

目標管理制度
=叶えやすい目標設定
=独りよがりな目標設定

大事なのはチームワークなんです!
CPUを向上させないと
成果主義や目標管理制度も回らない(機能しない)わけです。

では、ここで一番最近のトレンド
ジョブ型雇用(ジョブディスクリプション)です。

これも巷では
「自分の仕事内容を明確にしてその仕事に対して報酬を定める」
こんな理解がされているのではないでしょうか。

なので、
「私は〜する」
「私の仕事は〜すること」
と一人称で捉えがちです。

でも違います。
大事なCPU(チームワーク)が欠落しています。

「私は〜で私達に貢献する」
「私の仕事は〜で私達に貢献すること」

これが正しい姿です。

実際にこのトレンドの発信源の米国では
仕事をする上での「主語」が変わってきています。

I から We へ

「私」から「私たち」へ

ことの主語を、「私たちは」とすることで
仕事に対する意識や取り組み方が変わる
そういうことを大切にしようぜ!と
そんな意図があるそうです。

SDGsやサステナブル、そしてエシカル、
こんな社会ですから納得ですよね。

はたして誰が流行らしたかは知りませんが
採用のトレンドワードにはウソが内包されています。

成果主義にも目標管理制度にもジョブ型雇用にも
共通して必要なのは「チームワーク」である。

I から We へ

「私」から「私たち」へ

普遍的かつ見直されつつあること。
この大事なコンセプトが欠落している。

ぜひ覚えておいて下さい。

読んでくれてありがとうございます。

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