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【就活探訪】カーリングとキャリア

ヤーーーーップ!冬のスポーツの祭典、大興奮でしたね。

こんにちは。atteyaaのウッチーです。
興奮の余韻が残る今日は、競技になぞらえたお話をしていきたいと思います。

今回、個人的に印象に残っている競技のひとつがカーリングです。カーリングは氷上のチェスと言われ、戦略性あふれる競技で画面越しで見ていても大興奮でした。

そんな中、カーリングについてググっていると、次のようなキーワードが引っかかりました。

「カーリング・ペアレント」

これだけを聞いて、皆さん意味がわかりましたか?
(僕は正直全然わかりませんでしたw)

カーリングペアレントとは簡単に言うと「子供が失敗しないように、子供の行動に過干渉する親」のことのようです。

ストーン(子供)が真っ直ぐ、失敗なく進めるように親がブラシでこすって氷を溶かし、道のりを平坦にしていく。邪魔なストーン(障害・障壁)を親が取り除く。

でもどうでしょう?これまでの人生を振り返ってみると、思わぬ氷の凹凸によってそれた脇道、もっと言うと失敗から学ぶことって多くなかったですか?
失敗を取り除くということは、子供から自分で考え成長する機会、子供が自立する機会を奪っている可能性があるのではないでしょうか。

キャリアも凸凹があるから変化があり成長がある

ではこれを、仕事やキャリアに落とし込んでみるとどうでしょう?

私は現在、人事・採用の領域を軸にキャリアを歩んでいますが、自身のキャリアを振り返ってみると、突如現れた凹凸によってそれたことが、今のキャリアにつながっています。

私は大学を卒業し、新卒入社した会社ではSE(システムエンジニア)としてキャリアをスタートしました。3年間ほどSEとして仕事をしていましたが、その3年間でもいろんな凸凹がありました。

SEの仕事とは直接関係のない社内の取り組みの凸、その中で数多くの大小様々な失敗という凹。
特に自分の中で影響のあった凸は、若手社員として採用活動への協力でしょうか。協力する機会があれば、どんなに仕事が忙しくて、どれだけ凹に躓いていようとも採用活動に参加する。そんなスタンスで仕事をしていました。
採用活動に参加するために、今の仕事をどうやって調整しようか。そんなことを考えることが私の成長に影響を与えていたと感じます。

そんな中、人事への異動の機会という大きなストーンが、私のSEとしての道のりの上に突如として現れました。正直悩みましたが、私は思い切ってそのストーンにぶつかり、自身が進む方向を大きく変えました。

カーリング先輩がいる組織では成長が限定的になる可能性

このように、いろんな凸凹を経験し、時にはストーンにぶつかることが自身の成長やキャリア観の涵養には不可欠なのではないかと私は感じています。

もっと言うと、失敗という経験を自分の頭で考え、乗り越えていくということはとても大切だと思います。
一方で、後輩や部下が失敗しないようにと、一生懸命氷を溶かしたり、ストーンを取り除いてくれる先輩もいることでしょう。それが後輩や部下を思ってのことであればまだ良いですが、中には「失敗されたら結果的に自分が忙しくなる」「自分の評価が下がる。」そんな自分本意な理由で、後輩から成長や挑戦の機会を奪っているケースもあるかと思います。

何が言いたいかと言うと、自身を成長させ、キャリアを磨いていくためには、挑戦や失敗を許容してくれる文化のある会社・環境にいることが大切だということです。
挑戦や失敗を成長・成功にとって必要な機会だと捉え、再挑戦させてくれる。常に失敗できる範囲を認識し、その中でプロジェクトや自身をマネジメント(管理ではなくマネジメント)してくれる。そんな環境です。

そして、そんな環境は実はサスティナブルな中小企業にこそあるのかもしれません。
(その理由は過去の記事を御覧ください)

一般論的な安定ではなく、挑戦と失敗、そして再挑戦を通して、会社のビジョンと自分のビジョンの接遇点を探しながら自立したキャリアを歩んで行ける。そんな会社が人生100年時代には個人的におすすめです。

私自身、これからも多くの凸凹、ストーンと出会いながら成長し、キャリアを磨いていきたいと思います。

それでは。

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