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みんながリーダー(リーダーシップと強み)

こんにちは、atteyaaのマツイです。

今日はリーダーシップと強みについて書いてみたいと思います。

リーダーシップを発揮して!
リーダーとしての自覚を!

とかとか言われると

「ううう、ちょっと重いなぁ」
とか思っちゃいますよね。

そう思わない人は生粋のリーダータイプなのだと思います。

でも、きっとこのリーダーという言葉から感じる
幾らかのストレスの原因は
リーダーという言葉に内包される様々な何かへの恐れ
ではないかと思うのです。

それでいて不思議なのは
リーダーとは?と問われても
ちゃんと答えられる人はそう多くないはずです。

とすると、
多くの人は不確かなリーダー像に畏怖している。
ということになります。

生徒会長はリーダーか?
部活のキャプテンはリーダーか?

え〜と、時と場合によるかな〜
う〜ん、人によるよね〜
要は、Depends on!

って答えが返ってきそうです。

ちなみに、
私は高校生のとき生徒会長でも部活のキャプテンでもありませんでしたが
リーダーというあだ名で呼ばれていました。

ニックネーム:リーダー

私は何をしていたのかというと
振り返ってみても自覚することがありません。

ただ、「何かを楽しんでいた」
その結果、なんだかリーダーと言われ始めた。
そんな流れだったと記憶しています。

リーダーって何だ?
ますます謎めいてきました。

さて、あらためてリーダーやリーダーシップと聞くと
皆さんはどんなイメージを抱いて
誰を思い浮かべるでしょうか?

学校や職場でお世話になっているような
身近な人でしょうか?

それともアメリカ大統領とかプロスポーツ選手、
何かしら有名な方でしょうか?

小さなコミュニティーであれば別ですが
そうでない場合はけっこう意見が割れますよね。

リーダーの定義が非常に曖昧模糊としていて
それでいて(それにも関わらず)
人それぞれ理想とするリーダーが違ったりします。

リーダーの定義が定まらず
にも関わらず人それぞれの尺度がある
これもリーダーへの畏怖の原因かと思います。

では、リーダーとは何か?
を解き明かしたくなりますが
実はリーダーの定義は不変ではありません。

常に変わり続けています。
かく言う今もです。

組織行動とか組織マネジメントとか
そんな学問領域を渉猟しているとリーダーシップ論と出会います。

リーダーシップの理論は大きく下記の源流があります。
上から古い順で並んでいます。

  • 特性理論
  • 行動理論
  • 条件適合理論
  • リーダーシップ交歓・交流理論
  • 変革型リーダーシップ理論
  • 倫理型リーダーシップ理論

上から古い順で並んでいます。

はい、これ全部説明するのは私の仕事ではありません!
ここは潔く、アカデミアの人に任せましょう!!
人様の仕事を取ってはダメです。

タイトルだけみてイメージするだけでもいいと思います。
リーダーシップ交歓・交流理論については
以前関連するブログを書きましたので(人様の仕事奪ってるやん!)
こちらも気が向いたら読んでみて下さい。↓

理論の系譜は上記のとおりですが
感覚としてはリーダーに求める要素は次のように
社会の変容と共に変遷し、
人が人として進化している様が見れます。

リーダシップ1.0→4.0へ

リーダーシップ1.0「ボス型」

このイメージとしては権力や何かしらの力をもってリーダーシップを発揮する。
従わない場合はペナルティなど何かしら恐怖をもって支配する。
とてもハードな印象です。
一部の国や地域はまだまだこのレベルのリーダーが君臨していますね。

リーダーシップ2.0「革新と調整者型」

人の気持ち、そのチームの環境や状態、そういったことに目を向けて
チームひいては個人に配慮する。
それが結果的に生産性につながる。
そのために古い何かに異を唱え、変えていく(壊していく)
そんなリーダーです。
パフォーマンスとメンテナンスの双方を大事にする。
PM理論と言われるものが有名ですね。

リーダーシップ3.0「コーチ型」

こちらは最近の流れですね。
人の話を聞いて、問いかけをしたり
傾聴というやつです。
自己実現なんて言葉も同時期に登場したかもしれませんね。
話をちゃんと「聴いてもらえる」ことの効能が認められて
傾聴やコーチングを体系的に学ぶビジネスマンも増えました。
コーチの言葉のそもそもの由来は「馬車」です。
人を目的地へ連れて行くことになぞらえて
スポーツの指導者もコーチと言われるようになりました。

そして今、リーダーシップ4.0を迎えようとしています。

とその前に、3.0の最中で
もっともトレンドな(たぶん)リーダーシップ論を紹介したいと思います。

サーバントリーダーシップ

これです。
ご存じですかね。
とても有名です。

サーバントとは召使いという意味です。
リーダーで召使い?
ちょっと言葉的には矛盾を感じますよね。

このサーバントリーダーシップには10の特性があります。
一つずつ見てみますね。

  • 傾聴
  • 共感
  • 癒し
  • 気づき
  • 説得
  • 概念化
  • 先見力
  • 執事役
  • 人々の成長にかかわる
  • コミュニティづくり

以上です。

いかがでしょうか?
これってどういう意味かな?と感じる言葉もありますが
いくつかは出来そうだし
してそうだなと思いませんか?

そうなんです。
サーバントリーダーシップはこれまでの理論の流れを汲みつつ
平易な言葉でリーダーシップのあり方の核心に触れていると感じます。

リーダーが誕生しそれらが普及する。
その在り方が問われ、
全体最適と個別最適を繰り返す。
その過程で人それぞれのリーダーシップが生まれ
これらの応酬の末、抽出された特性。
だからこそ「誰にでもあるもの」なのです。

皆さんはどんな強み(個性)をお持ちですか?

  • 人の話を聴ける人間関係の方?
  • 人に説明する力に長けた方?
  • 人に夢のあるミライを提示できる方?
  • コツコツと人のために奉仕できる方?

これは先ほどの特性の一部を少し咀嚼してみた内容です。

それぞれ咀嚼すると
ますます「うん、あるかもしれないな」と思いません?

誰もがリーダーシップの特性を持っている。

これがリーダーシップ4.0の手がかりです。

リーダシップ4.0「個々の強みの最大化」

これからのリーダシップ、
それは個々の強みの最大化
これが大きな文脈となるのではないでしょうか。
今まさに過渡期です。
耳を澄ませて、曇りなき眼で、指をペロッと舐めて(必要なのか?)
社会の声や色、風を感じてみて下さい。
成熟し、その一方でたくさんの綻びが生じている世界において
ボス型のリーダーが何か成果を上げることが想像できますか?
革新・調整型のリーダーはもはや一般化し役割として市井にあふれています。
コーチ型のリーダーは引き続き必要ですが
それはまさに「個々の強みの最大化」という目的地へ連れて行く担い手としてです。

個人が「私は何者か?」に立脚し
自らの強みを意識化して言語化する。
個人個人の強みを社会に対して還元していく。(貢献する)
サーバントリーダシップの概念を借りれば
「個人の強みをもって社会に奉仕する。」となります。

これからは、リーダーに何かをしてもらう時代ではありません。
その結果が今なのです。
個人が「私は何者か?」「何が得意なのか?」「何が好きなのか?」
これらを意識化し、そこに強くコミットメントする。
これなら私は貢献できるということに個々人がリーダシップを発揮する。

それがリーダシップ4.0「個々の強みの最大化」です。

ではでは、心に手を当てて、あらためて聞いてみましょう。

リーダーシップを発揮して!
リーダーとしての自覚を!

確かに、必要だな。
自分の強みから目を背けちゃいけないな。
そんな風に思いませんか?

独自の強みを持ったリーダーの集まり、
それが私たちなのです。

読んでくれてありがとうございます。

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