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成長と変容

こんにちは、atteyaaのマツイです。

今回のテーマは「成長」と「変容」についてです。

成長と変容

なかなかのラスボス感です。
一筋縄ではいかない、そんな予感がします。

成長と変容の字面を見て
「冷静と情熱のあいだ」なんて連想しちゃった人
きっと30代半ば〜40代ではないでしょうか。
(想定している読者層ではないですけど)
残念ながらまったく無関係ですし
冷静と情熱は対義語として対の関係ですが
成長と変容はそう単純ではない。
そのあたりが今回のブログのミソだったりします。

社会は成長しなければならない。

これはまあ、なんとなくそうだよねと。
個別具体的なことについては十人十色
様々な考えがあるはずですが
言わんとすることについては歴史的文脈で理解できますよね。
社会は成長し続け、その結果今があるのです。

人は成長しなければならない。

こちらはどうでしょうか。
成長が求められる対象が我々「人」へ向く
人が、私が成長するということはどういうことか。
「成長とは何か」
成長についてあらためて深く考えることになりそうです。

まさに今も成長しているつもりだし
これまでも成長し続けてきたし
それは社会も人も同じだと
そう考える方も多いと思います。

あらためて成長について考えるとき
避けて通れないのが「変容」というキーワードです。

変容とは、
姿や形が変わること。姿や形を変えること。

goo辞書

です。

これからの時代の成長を考えるとき
変わること、変化すること、
これらと、向き合わざるを得ないと感じます。

社会の成長は望んでいるが
それには変容が必要だとみなが気づいている
それが今の時代ではないでしょうか。

成長とは、変化・変容し成長すること
変容とは、変化・変容し成長すること

成長と変容をそれぞれこのように同じ文章で説明することもできます。
それぞれがお互いの意味を内包していることが分かります。

さて、ここで一度話を就活やキャリアに戻したいと思います。

人生って、人の成長の歩みそのものですが
あきらかに変容することが求められる瞬間があるなと感じています。
私はまだ40数年の人生しか経験していませんが
「変容した瞬間」というのが数回あります。

今みたいに「成長と変容」なんて新書みたいなテーマを
じっくり考えたことありませんから、それこそ結果論。
キャリアの意味づけかもしれません。
でも、成長というよりはあきらかに変容した。
そんな経験があります。

あれができるようになった、上手になった
昨日より知識や経験が増えた
こういう成長は日々あるわけですが
あのとき(あの頃)を境にあきらかに変わった。
と言える経験が変容なのです。

成長と変容はお互いに意味を包含しあってはいますが
言葉が発する一次印象としては
変容より成長の方が難易度が低い。
そしてその理由は上記のように成長は日常的営みから生まれる
何かしらの蓄積をすべて飲み込むことができるからです。

成長は日常で、そこに変化を取り込み
日常をアップデートするのが変容である。

こんな風にいうこともできるかもしれません。

若者が「変容」するチャンス、その一つが就活かもしれません。

趣味に興じたり、
勉強したり、
好きな友達と仲良く遊んだり、
自分なりの時間の使い方を確立し
ある意味で居心地のよい日常を形成した最中
就活というイベントは訪れます。

ほとんどの学生が今までの延長線上で就活に挑みます。
勉強して、対策して、友人と情報共有して、
自身の成長のステップとして就活に向き合う。
前向き、嫌々、モチベーションに差異はあれ
基本スタンスはみな同じです。

でも、このスタンスの就活は就職後も終わりません。
会社に就くことはできても(成長)、
社会に貢献する人材(社会人)としての変容に
多くの若者が数年間費やすのです。

これが「若者の3年3割離職」の一要因だと私は考えます。

一方、このタイミングでいち早く
社会人として変容を遂げる(遂げている)学生がいます。

そういう子たちは
なんだか迷いなく仕事に夢中になっていたり
ブレない何かをもって仕事に取り組んでいるように見えたり
同い年とは思えない視座の高い発言をしたり
それでいてまわりの仲間に優しかったり
個人差はあるでしょうけど、
ただただ圧倒的に活躍するのが早いです。

先天的な性格や能力もあるでしょうけど
その子たちはきっとどこかのタイミングで
「変容」を成し遂げたんだと思うのです。

成長と変容、いやはや難しいですね。

この時代、大勢の方が社会が変容し成長することを望んでいます。
社会が変容して、市井の人たちが変容する
そういうこともままあることと思います。
ですが、人が変容することで、社会が変容していく。
社会とは人のネットワークの在り方だと考えれば
人が変わり、ネットワークの在り方が変わり、社会が変わる。
その方が現実的かつ実際的だと思います。

ならば、少しずつ変容することを意識してみたいですよね!

大事なことは

  • 日常に非日常(未経験、未体験)を取り込むこと
  • これまでの慣れ親しんだやり方を捨てること(不慣れなやり方をやる)
  • 上記の経験を日常化する

こんなところだと思っています。

就活生であれば、

  • 社会人に積極的触れ合って、話を聞く
  • 面接対策やES対策はやめて、自分とは何者か?を書いてみる
  • 上記を日常に取り入れて習慣化する

なんてことをやれば、
何かしらの変容をもたらしてくれるような気がするのは私だけでしょうか?

成長と変容、
日常の延長線上にある成長
これを意識しすぎると
変容することは叶いません。
軸足を変容に置いて、変容的成長を狙う。

皆さんの変容が社会を変え、
ミライを変え、
みんなのキャリアを変える。

そのための論理として、一つありだなと思うのは私だけでしょうか。

読んでくれてありがとうございます。

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