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誇りと努力と成長




みなさん、こんにちは。

はるです。

ちょっと変なタイトルですが、最近「誇りと努力と成長」というキーワードについて考える機会があったので書いてみます。

ところでみなさん、「大企業で働いている人は優秀だ」「高学歴の人は優秀だ」というイメージありますよね。

そして、「高学歴の人が大企業に行く」というイメージもあると思います。

調べてみると、メガバンクや五代商社などはいわゆる高学歴な人の割合が数十%〜であり、このイメージも概ね現状に促していると言えるような気がします。(偏差値60で上位16%ぐらいなので多いですよね。)

総合職となるともっと割合は高まるのかもしれません。

近年は学歴は関係ないよ、といいつ、この認識はまだまだ残っていますし、実状もそうだと思います。

頭の良さと仕事の出来は必ずしも直結するものじゃないのにどうしてだろうと思っていましたが、先日高学歴かつ大企業の友人からその答えの一つだろうなと思うことを聞きました。



聞くところによると、もうすぐ昇進するための試験があるのだとか。

定期的にそういう試験があって、業務と重なるとすごく大変だとか。

試験内容は自分がとある管理職の立場になって、準備されている課題に優先順位付けと回答内容・その理由の作成を行う筆記試験と、上司役になって部下役のさまざまな話に対して答える面談方式の試験があるそうです。

この試験の合格率は部署あたり数%?くらいでかなり低いらしいのですが、みんな仕事の合間を縫ってものすごい勉強をするらしいです。

「どうせ合格率数%だし次回でいいや、とか思ってしまわないの?」と聞くと、その友人は「他の社員より低い点数になるのが悔しいし嫌だ、合格できなくても平均以上の点数を取りたい」と話していました。

他にもモチベーションの高い社員の方たちは、「絶対に合格したい」くらいの勢いみたいです。

最短年齢で最速昇進したい、みたいな貪欲な姿勢ですね。



そのような感じで、仕事の後自宅で勉強したり、ライバルにならない部署の人たちで集まって面談練習をしたりというのを数ヶ月間続けるらしいです。まるで就活時期の学生みたいな勢いですね。

これが定期的にやってくるのは本当に大変そうです。

この話を聞いて、この友人たちは自分の能力と立ち位置に誇りをすごく持っているなと思いました。「まあ自分はいいや」みたいな人の割合が少ないのではないでしょうか。そして、一生懸命取り組んでいる試験対策も、おそらく学校の勉強のやり方を応用して、強みを活かして努力をしています。



この話を聞いた時、仕事で悔しいとか、負けたくないとか、上に上がっていきたいみたいな気持ちって大事だなーと改めて思いました。

悔しいこと、負けたくないことって必ずと言っていいほど、自分の中で頑張ってきて誇りを持っていることだと思います。始めたばっかりのことや力を入れていないことでは、そんなことはあまり思わないのではないでしょうか。



ある意味会社側はこの社員の層をうまく捉えて、試験の制度を今のような形にしているのかもしれません。内容が仕事に近いものであれば、自然と社員の能力も向上していくように思います。

すぐに仕事の出来に直結するかとか、他の会社にも当てはまるかと言われるとそうでもないものだと思いますが、先ほどの話に出てくる社員の方たちは、仕事に対するエンゲージメントが高い気がします。

自分と自分の仕事に誇りを持って、所属している会社に誇りを持って、エンゲージメントを高めていかなければ、努力もしなくなって成長しなくなっていってしまうなと。

自分(の周囲・会社)に誇りを持つ→努力できる→成長する、の流れは再現性があるのでは?と思います。



では、自分に誇りを持つためにはどうしたらいいのでしょうか。

それは原点に立ち返って、「自分とはなにものなのか?」を考えるといいのではないかと思います。


今社会人の方は、就職活動で会社を探して面接に行く時に自己分析をした上で自分の誇れる部分を見つけて一生懸命伝え、それが活かせると思った会社に入社したはずです。

その時からさらに、社会人としてのキャリアも加わった自分を再度深掘りして見つめ直すことで、また新たな気づきが得られるのではないでしょうか。意外と意識していなかった自分自身を発見できるかもしれません。

自分が今まで歩んできた中で培ってきた能力や性格、強み、人脈などのものは、様々な分野で活かしていくことができます。

それらを今一度掘り起こすことで、自分(の周囲・会社)に誇りを持つ→努力できる→成長する、の流れの第一歩へ繋げていけるのではないでしょうか。




ご一読ありがとうございます。

それでは。



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