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ワーク・ライフ・バランスの嘘

こんにちは、atteyaaのマツイです。

本日のタイトルは「ワーク・ライフ・バランスの嘘」です。

またまた攻めてみました。
一部の方々からはお叱りを受けそうですけど
少しはためになることも書けるのではないかと思います。

ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞いて
どんなイメージを持ちますか?

パッと思い浮かぶ絵はこんなイメージだったりしませんか?
日本人的にはワーク・ライフ・バランスって
ワークとライフのバランスを取るのだろうという印象を持ちますから
絵のイメージは間違いじゃない気がしますよね。

でも、この絵は間違いなのです。
英語圏から入ってきた概念ですから
このワーク・ライフ・バランスが持つ本来の意味を
日本人が正しく理解するのは非常に難しいと思っています。
これに限らずほとんどがそうです。
イノベーションやエンゲージメント、ジェンダーなんかも
対応する日本語があるようでない。
しっかりと自分自身で理解咀嚼しないといけません。

ライフを私生活と理解すれば
ワーク(仕事)とのバランスを取るというのは一見正しそうに思えます。
でもどうでしょう。
私生活と仕事をきれいに分けることや
重みや時間配分を均等にすること、バランスを取ること
はたしてそれが豊かな人生につながるのでしょうか。

良い仕事をすれば達成感や自己効力感が得られますし
その報酬としてお給料も上がったり
仕事仲間との関係性が強くなったり
その影響から私生活にも充実感が出たり
ワークとライフは相互に作用し、相乗効果的に高め合う。
そういう関係性です。

でも、絵のようにバランスを取ろうという姿勢が強いと
この相乗効果をイメージし、獲得することができなくなります。

ライフを人生だと理解すれば
もはやバランスを取ること自体が滑稽ですよね。

なので、どちらにせよ
ワーク(仕事)とのバランスを取るというのは
ワーク・ライフ・バランスの正しい理解ではありません。

若い子を見ていて陥りがちな傾向としては
図のようなワーク・ライフ・バランスをイメージしすぎるがあまり
「仕事に集中していない」というケースです。
これめちゃくちゃ多いです。

趣味の●●の時間
プライベートの●●タイム
これらが大事であることは否定しません。

でも、バランスを取るという感覚でこれらと向き合うと
仕事は早く終わらせて仕事以外の時間を確保するのが正解
なぜなら私はワーク・ライフ・バランスを大事にしているから
という思考になります。

クリエイターやマーケッター、エンジニア
様々な職種があります。
いずれも最初はその専門性を磨かなくてはいけません。

専門性は一朝一夕では身につきませんから
一所懸命に取り組まないといけないわけですが
ここで仕事と私生活のバランスを取る人はそんなに力を注ぎません。

創造性の乏しいクリエイター
市場に鈍感なマーケッター
技術力の低いエンジニア

そんな子たちが量産されることになるのです。

ワーク・ライフ・バランスを間違って解釈すると
生産性の低い人間になるってことです。
社会に貢献できない人間になるってことです。

相互作用
相乗効果
これらを意識して
エネルギーを仕事に振り切る時期
そんなときがあっても良いでしょう。

ワークとライフのそんな関係性を意識して
双方の調和を設計していく
これがワーク・ライフ・バランスなのです。

相互作用をイメージできない人が
どれだけ充実した生活をしようと心がけても
仕事での充実化がない限りそれは空回りし続けている
そういっても過言ではありません。

私生活が10点だとしても
仕事がー1点だとしたら
相互に作用して−10点になります。
単純ですが、イメージとしてはそういうことです。

これに陥っている子たちを多く見かけます。
で、仕事が合ってないとか、会社が合ってない
そんな判断を簡単にしちゃうんです。

違うんです。
仕事に対する姿勢
働くマインドセットが未熟なんです。
だから、仕事と私生活の調和が取れない。
それが原因なんです。

なので、言わせて下さい。
若いうちは「仕事」に熱中しましょう!
バランスを意識してはいけません。
120%の力を注いで
なるべく早く専門性を磨いて下さい。
それが本当のワーク・ライフ・バランスに繋がります。

読んでくれてありがとうございます。

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