就活に追い込まれているわかものに向けて
みなさん、こんにちは。
はるです。
最近(といっても半年前ですが)オフィスが移転し、いろんな方がオフィスに遊びに来てくれるようになりました。
そんな中で、学生と話す機会も増えてきました。
学生と企業が会う場となると、やはりキャリアや就活関連がきっかけなことが多いです。
そんな場面では、どんな業界を目指しているとか、どんな会社が理想だとか、こんなことで悩んでいるとか、さまざまな会話をするわけですが、就活が辛いという話もちょこちょこ聞きます。
ちょこちょこ?多くの学生は辛いんじゃ、と思いますが、企業のオフィスに面接や説明会以外で来る学生という属性や、なかなか企業に就活辛いとか言えない、といったそんな状況も関係していると思います。
そんな就活ですが、そりゃあ辛いでしょうと思います。
このブログでもいろんな記事で発信していますが、まず就活のスキーム自体の歪さはあります。
売り手側(大事な存在)の学生(若者)が一所懸命に企業を行脚して、
ストレス抱えながら業界研究、企業研究、自己分析などなどいろいろと付け焼き刃の情報を大量に詰め込んで、
内定というまやかしのゴールまで走り続ける。
そんな状況があります。
こちらは企業側が努力しなくてはいけません。ただ応募を待ち、面接で評価し基準に足りなかったら落とす。そんなことをしていて良い訳がありません。
初めての社会進出に向けて若者が頑張っているわけですから、応援し、社会のことや経験してきたことを伝えていかなければなりません。
そんな、社会が作り出した課題はあるのですが、学生の方に視点を移してみます。
就活、それは多くの人は初めての社会との接点であり、これまでに経験したことがなく右も左もわかりません。
いわば、今までの自分の経験にない未知の挑戦をしている状態です。
かなりのストレッチがかかっている状態であり、辛い(大変な)のはある意味当たり前だと思います。
これは社会の仕組みが変容したとて、無くなるものではありません。
逆に言えば、就活に真摯に向き合い取り組むことで新たな景色が見えてくる、そんなチャンスだと思います。
これを適当にこなしてしまうのはかなり勿体無いと思います。
要領のいい人は就活の要点を押さえ、さっと内定を取ることもできるでしょう。
学歴などで諦め、入れるところに入ってしまう人もいるでしょう。
ただ、それでいいとは思いません。
高い学歴の人や部活で目を見張るような成績を残している人はたしかに目立ちますし、有利だと思います。
ただ企業はその上辺の結果を評価しているわけではありません。
受験や大会という目標に対して真摯に向き合い、努力して結果を出してきたその過程や、そこで身についた根底の思考力や粘り強さ、心の強さを評価しているわけです。これが仕事に応用されれば、どんな未来になるのか。期待せずにはいられません。
わかりやすい結果を残しているわけじゃなくても、誰しも生きてきた中で人生の根底にあるものがあります。
その根底の力を就活やキャリアを考えるというところに応用できたなら、就活に困ることはないでしょう。
就活のスキームが自分に向いていないとか、面接が苦手とか、上辺のところで嫌になってしまうのはもったいない。
就活のスキームに乗っからなくても、企業(社会)と出会う方法は考えればいくらでもあります。
向いてないなら向いていないで、じゃあどうするのかを考え行動に移していくことで、自然と社会からみても魅力的なヒトになっていくことと思います。
悩んでいる学生を見て、ふとそんなことを思ったので書いてみました。
まずは自分なりにとことん向き合ってみる。向かっている先や努力の方向が違うと思ったら変えてみる。誰かに相談してみる。
SNSでは色々言われているかもしれませんが、就活が何年か上手くいかなかったぐらいで人生どうこうなったりはしないと思います。それぐらいの余裕も心に持ちながら、取り組んでみてはどうでしょうか。
きっと一回りも二回りも大きくなった自分に出会えるのではないでしょうか。
ご一読ありがとうございます。
それでは。
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