超高齢化社会とDX
みなさんこんにちは。いまむーです。
みなさんは、日本の人口ピラミッドを見た事はあるでしょうか?
人口ピラミッドを見ると、
第1次ベビーブームである1947年~1949年生まれの「団塊の世代」
第2次ベビーブームである1971年~1974年生まれの「団塊ジュニア世代」
この2つの人口の割合が高い世代がパッと見てわかると思います。
2025年には、1947年~1949年生まれの団塊の世代が75歳以上となることで、日本の年齢別比率が劇的に変化し「超高齢化社会」となります。
超高齢化社会を迎えることで、労働人口の減少と社会保障費の増大し、社会保障制度の持続可能性が深刻化するなどの2025年問題といわれる様々な問題が予想されています。
そして、2040年には1971年~1974年生まれの「団塊ジュニア世代」が65歳以上となることで、高齢者の人口がピークを迎え、2040年問題と言われる様々な問題が予想されています。
例えば2040年には、2025年よりもさらに労働力不足と高齢化が深刻化し、医療や介護制度の維持が困難になっていきます。
労働力不足の影響
労働力が不足すると、
それに比例して企業も人材確保が困難になっていきます。
企業は投資に回せるリソースが少なくなるので、設備投資やイノベーションが停滞しがちになります。
経済成長も鈍くなり、企業の競争力も低下するなど、様々な影響が起こる可能性があります。
しかし、悪い事だけではなく、求職者の目線では良い事も起こります。
例えば、
様々な職種、企業で人材が足りなくなるため、求人の種類や求人倍率が増加し、求職者にとっては選択肢が増えます。
また、人材の流出を避けるために給与や福利厚生など、企業は労働条件を改善するようになります。
ただし、実態よりも労働条件を背伸びして求職者に伝えてしまうようなケースも目にするので、それは注意しないといけませんね。
避けて通れないDX
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞いたことがあると思います。
DXとは、AIやIoT、クラウドやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などに代表されるようなデジタル技術を活用して、ビジネスの抜本的な変革をするプロセスの事です。
このDXは労働力不足の解決策の1つとして注目されています。
例えば、RPAを導入することで、今まで人間が行っていた定型的な作業を自動化することができます。これにより、人手不足を補うことができ、従業員は付加価値の高い業務に専念できるようになります。
最近ではAIの動きも非常に活発で、
AIトランスフォーメーションは近年注目を集めています。
例えば、チャットボットの導入は比較的簡単にできるようになってきています。チャットボットは24時間365日稼働できるので、顧客満足度の向上と同時に、人件費の削減にもつながります。
こうしたDXの動きは、
労働力不足が一層深刻化していく今後の時代に向けて、避けては通れない道になってくると思います。
デジタル技術に関する知識やスキルを必ずしも身に着けておく必要はありませんが、デジタル技術を効果的に活用するためのデジタルリテラシーは必要不可欠になってくると思います。
なので、まずはChat GPTのような身近の生成AIや、スマート家電のようなIoTなどに触れてみることをお勧めします。
遊ぶような感覚でも触っておくだけで色々な勝手が身につくと思いますので、今後の時代に適応出来るように新しい技術に慣れておくと良いかと思います。
以上です。ご一読ありがとうございました。