【就活】面接でよく聞かれる「やりたいこと」はなんですか?を深めてみる
みなさん、こんにちは。
はるです。
就活をしている学生のみなさん、面接でよく
「やりたいことはなんですか?」
と聞かれますよね。
そして、回答に困る方も多いのではないでしょうか。
そんなこと今聞かれてもよくわからない、そんな本音が聞こえてきそうです。
はい、それはそれで素直で良いと思います。
ただ、なんとなくこんなことができたらいいのにな〜というような粒度で、「仕事でやりたいこと」のイメージを持っている方もいると思います。
「お客さんや会社としっかりやりとりをして、良いサービス・商品を作りたい」
「プロジェクトをマネジメントして成功させたい」
とか、そんなざっくりとしたイメージでしょうか。
ただ、このあたりで考えるのをやめてしまって、なんとなくこんな感じかな〜というところで話している方も多いのではないでしょうか。
ただ、この話、入社してからもずっと問われ続ける内容です。
自分のキャリアや会社の成長と向き合ったっ時に避けては通れない問いだからです。
特に、わたしたちの会社では、「オーナーシップ制度」という人事制度を導入しており、会社が社員の仕事を決定するのではなく、社員自ら会社に対する「貢献内容」(こんな仕事をして会社ひいては社会に貢献します)という内容を会社にプレゼンして年収が決定するので、定期的に仕事で「やりたいこと」について考えています。
そんな経験をしていると、「やりたいこと」を考える上で自分なりのプロセスがあるなと思ったので、紹介してみたいと思います。
まだ仕事の経験をしていない学生の方は実業務が見えないので難しい部分もあると思いますが、少しは参考になるのではないかと思います。
1、なんとなく思い浮かぶ
まず一番最初はこれです。やりたいことってなんだろうな〜と考えていると、どこからか「こんなこともありかな」という風に思い浮かびます。考え始めた最初は何も思い浮かばないことも多いですが、しばらく考えていると頭のどこかしらから浮かんできます。学生のみなさんもここは同じような感じではないでしょうか。
2、思い浮かべた内容の理由を考える
次に、「なぜ思い浮かんだのか」を考えます。
自身の過ごしてきた人生での経験や、得意だったこと、失敗したこと、もやもやしたこと、課題に感じたことなどが理由として挙がってきます。
些細な理由でもいいので、思いついたものを列挙しておきます。
3、理由を深掘りする
次に2で出てきた理由を深掘りします。
この理由の深掘りはこれから実際にやりたいことをやっていく上での動機になるのでとても重要です。本当にやりたいのかどうか、自分自身に問いかけます。
また、この内容を実際に進めて行った時に会社や社会にとって価値があるのかを考えます。仕事をする上での「やりたいこと」は「ただ自分がやりたい」状態では意味がないからです。会社にとって、お客さんにとって、社会にとって良い影響をもたらすことができるのかを考えます。
若手社員がよく話す内容で、「●●を勉強します」というやりたいことがあります。この状況だとまだ深掘りが足りないな思います。「●●を勉強します→こんな動きをします→会社(仕事)がこんな変化をします」というところがなければ、会社は価値を感じにくいのではないでしょうか。
4、やりたいことをするために必要な要素を洗い出す
次に、思いついている「やりたいこと」を実施するために必要な要素を洗い出します。
これは、やりたいことの解像度を上げる作業です。
「●●を勉強します」という内容であれば、読む本やカテゴリー、レベル感を会社・社会への価値と照らし合わせがなら列挙します。
このあたりは対話型の生成AIに聞いてみるとかなり深掘りの手助けをしてくれると思います。
5、各要素の具体的な進め方や計画を考える
最後に各要素の具体的な進め方や計画(スケジュール)を考えます。
かなり具体的な話なので就活ではここまで必要ないかもしれません。
ただ、ここまで考えておくと説得力も増しますし、何よりやるべきことが明確になり自身のモチベーションになります。この内容も対話型の生成AIに聞いてみると良いと思います。
以上、仕事で「やりたいこと」を考える上でのプロセスをまとめてみました。
実際まだ仕事を経験していない方だと、イメージが浮かびにくい部分は多々あると思いますが、このような内容を考えているのか、わからないからと考えるのをやめてしまっているのとでは、人に伝える時の深みが全然違うと思います。
そして何より、自分自身との対話が進みますので、それが本当にやりたいことなのかどうかを問い直すことができ、キャリアを考える上でも有益だと思います。
ぜひやりたいことを深掘りしてみてはいかがでしょうか。
ご一読ありがとうございます。
それでは。
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