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闇落ち(ダークサイド)は、成長の踊り場

こんにちは、atteyaaのマツイです。

ダークサイド、映画「スターウォーズ」の言葉。

今日はスターウォーズを端に定着した言葉「ダークサイド」をテーマに
新人と言われなくなったあらゆる社会人の方に向けて書きます。

さて、新入社員が入社し2ヶ月が経過しようとしています。

まだまだ研修中の若者も
すでに現場でOJTという若者も
会社や業界都合でいろいろだと思われる。

態度や振る舞いも意識しながら
分からないことを理解しようと頭をフル稼働させる。
そしてついには分からないことが分からないっすー!
となる。

でもでも、基本的には目をキラキラと輝かせてはいる。

そう。
なんだか大変な仕事を選んだなという気もするけれど
同期や先輩との新鮮な関係が妙に楽しい。
要はすべてが刺激的なわけだ。

微笑ましい反面、
「そのうち苦労するぜ」
なんてしたり顔で言いたくなる。そんな親心。
いわゆる初々しさというやつだ。

新入社員というのは期間限定の1年間で、
その後は呼び名を変える。
若手とか2年目とか、3年目とかとか。

すると徐々に初々しさは薄れ
それと同時に本人たちも考える。
「もっと成長しないと」
「次のステージに行かなければ」

初々しさというフェーズは、
「素直さ」や「自分らしさ」が行動原理であり
その結果に対するフィードバックに向き合っていれば基本的には問題ない。
周囲からの期待と本人の成果が比較的乖離していない状態とも言える。

ここで大事なのは、この時期は良い意味で内省的であるということだ。
初々しさを武器にした私らしい行動に対して
積極的かつ好意的なフィードバックをもらえるわけで
本人も「ふむふむ」と自分を振り返るわけだ。
新しい環境で新しい自分に気づく、そういう期間。

その後、初々しというステージを経て
自分はどうしたいのか?
自分はどうなるべきか?
というキャリアの問いが立つ。
いや、好むと好まざるとに関わらず
半自動的にそういう問いが立ってしまうのだ。

これが3年目〜5年目くらいだろうか。
キャリアアイデンティティの萌芽と言っても良いかもしれない。

この問いが立つと同時に起こることが問いの外在化だ。
・キャリアパス
・報酬
・市場価値
など外部的な軸へ関心が向き始める。
SNSや転職市場など内省的な観点で言えばある意味で“ノイズ”、
それらへの入口もこのタイミングで開くわけだ。
そして訪れる、相対的比較による自己評価の低下。

更に続く、
あの頃の「素直さ」や「自分らしさ」が揺らぎ
無力感、もっと強い場合は孤独感となる。
それらは態度の変化をもたらし、防衛的にもなる。
そしてまわりは言う「何からしくないね」

オーマイガー!

本人もまわりもこんな心境だろう。
これを私は分かりやすく「闇落ち(ダークサイド)」なんて言う。

でもこれは決して悪いことではない。
この認識が一番大事だ。
闇落ち(ダークサイド)、
これは誰しもが通る「成長の踊り場」なのだ。
その事象の強弱はあるけれど、万人が通る道。

スターウォーズのアナキン・スカイウォーカー、
彼はダークサイドに落ちてダース・ベイダーとなる。
彼にも「素直さ」と「自分らしさ」に裏打ちされた思いがあった。
その思いの強さ故に、いつぞやかそれが反転しダークサイドに堕ちる。

「素直さ」や「自分らしさ」が強いからこそ反転したのだ。

この成長の踊り場でどうするか?

アナキンだけでなく、そのまわりも含めてどう行動するか?
これでダークサイドに堕ちるかどうかが決まる。

問いの外在化から内在化へ、
相対的でなく絶対的な自分らしさの追求へ、
そういう「問い」を再構築することが必要だ。

それがそもそも難しいのだ!
という話も聞こえてきそうだが
問いの迷子になって闇落ちするくらいであれば
成長の踊り場のこのタイミングで
もう一度新入社員のように初々しさをもってあらゆることに臨む。
質問する、話しかけてみる、頼る、助けを求める。
あの頃を思い出してみれば良い。

それが在り方(答え)の一つのように思う。

「迷っている」
「悩んでいる」

問いの迷子。
これらはどんなときでも、何歳であっても初々しい悩みなのだ。

闇落ち(問いの迷子)は成長の踊り場である。

読んでくれてありがとうございます。

旅って何だろう?
キャリアって何だろう?
人生って何だろう?
そんな疑問を感じたらぜひatteyaaを除いてみてください。

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