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そろそろ就活やめません?

こんにちは、atteyaaのマツイです。

就活(=新卒就職活動)、そろそろやめませんか?

はい、今日はちょっと踏み込んだ提案をしてみたいと思います。

理由はとても簡単です。

日本は少子高齢化、
学生さんにとって採用市場は売り手市場ですし
もっと単純に言えば、「若者が極めて大切だから」です。
そんな若者が社会に媚びる必要はない。そう思うのです。

若者がミライを作ります。
なので、出生率とかが問題にるわけで
労働力ひいては創造力、
ミライを作る人材として
企業と社会は、
その担い手が喉から手が出るほど欲しいわけです。

みんなが欲しがるモノやサービスが
自ら市場に出て大量に安売りされるなんてこと
ありませんよね?

ECサイトでもずっと売り切れだったり
行列が並んでいて、結果買えるかどうかも分からなかったり
オークションに出品されて手が届かないくらい高値が付いたり

社会が求めるものってそういうことだと思うのです。

だから思うのです。
市場の原理、経済厚生という観点から見ても
就職活動は歪(いびつ)なんじゃないかと。

なぜ、売り手側(大事な存在)の学生(若者)が
一所懸命に企業を行脚して、
ストレス抱えながら業界研究、企業研究、自己分析などなど
いろいろと付け焼き刃の情報を大量に詰め込んで
咀嚼できないから一部の子たちは吐きそうになりながら
内定というまやかしのメインディッシュが出るまで
味も何も分かったもんじゃない何かを食べ続ける。

なんでこんなことをする必要があるのでしょうか。

社会のことが分からないからちょっと教えてよと
業界研究が難しいからレクチャーしてくれよと
ドンとかまえて、
企業が寄って来るのを待つ、それが正解だと思うのです。

そう、企業がもっともっとがんばれよ!
と私は言いたいのです。

若者のミライに比べたら
さして大事とも言えない企業のミライ
にも関わらず企業の採用活動のために最適化された今の就活
今の在り方が正解だと刷り込まれて
ずっとずっと若者は疲弊している。

ここらで一旗上げようじゃないですか!
ほら、みんなで就活をやめましょう!!

・・・。

まあ、そんなに簡単な話じゃないですよね。
百も承知でございます。

でも抗うこと、要求することは可能だと思うのです。

佐賀大学のとある授業で
学生が以下のような調査(研究)をしてくれましたので
要約してご紹介します。

タイトルは、

学生がキャリアデザインを通して、 ストレスなく就活する仕組み

です。なかなか良いなって思ってます。

彼らは、学生が就活で感じるストレスを以下のように現状把握しました。

学生が感じる就職活動のストレス
  • やりたい仕事がわからない
  • 企業の選び方がわからない
  • 内定が出ないことによる不安感
  • 選考落選による自己否定感

やりたい仕事も分からず
どの企業が自分に合うのかも気づけず
にも関わらず、選考に落とされ内定が出ない焦燥感

どうやらそういうことなんだなと推察できます。
そして以下のように分析しています。

企業および業界を含めた社会全体のことが未知(不透明)
にも関わらずそういったことを知るための企業との接触機会が少ない。
これらを改善することがストレス軽減につながるのではないか?

そのための手段として次のことが必要だとしています。

  • パターン化された選考方法の改善
  • 形骸化したインターンの改善

そして具体的に以下の2つを企業に対して提案したいとのことでした。

1.インターンシップとして新人研修プログラムを体験してもらう
2.現場やオフィスなどの見学を常設化する

そもそも就労体験の場であったはずのインターンですが
もはや選考や企業都合の動機づけの場として利用されています。
1dayインターンとか、もはや謎でしかありません。
そうではなくて、新入社員に実施する研修を体験することが
実は手っ取り早いのではないか?という提案です。
悪くないですよね。理にかなってると思います。
企業は過度に飾ることができなくなりますし
リアルな就労体験に近しいことも体験できるわけです。
まさに学生にとっては一石二鳥です!

そして会社見学を常日頃からできるようにしておくこと。
ぶらっと行ってサクッと見学する。
いつでも、何回でも、好きなときに見に行ける。
それくらいの環境があった方が学生にとってはいいですよね。
学生の都合でぶらっと行ける。これが大事だと思います。

以上が若干私なりの要約も入っていますが
佐賀大学の学生さんがまとめたアウトプットです。

いやいやいや、そんな大変なこと企業はしないよ!

と思うかもしれません。
いや、間違いなく思うでしょう。

でも、それでいいのです。

一部の学生たちだけでもいいので
私たちはそういうことしてくれる会社じゃないと嫌だ!
と意思表示すること。ボイコットすること。

そうすれば少しずつ、
そういう学生さんの声を聞いてくれる企業が必ず登場します。

そこから学生優位の就職活動への転換・変容が始まるはずです。

学生の皆さん、
みんなが納得する就職の在り方を自分たちで作りませんか?
そのムーブメントはもしかするとすでに始まっているかもしれませんよ。

就活(=新卒就職活動)、そろそろやめませんか?

読んでくれてありがとうございます。

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