偶然と問いと自分
こんにちは。atteyaaのウッチーです。
2025年が始まってもう2週間。ときの流れの速さに驚きを隠せません。
年末年始といえば、親戚に会う機会も多かったりするわけですが、私は親戚から「仕事とは」「キャリアとは」みたいなことを教わることが多かったなぁ。と今振り返ると思います。
また、その時にもらった教えや言葉が、自分のキャリアにも大きく影響を与えており、そんな言葉を与えてくれた親戚がいることをすごく有り難いことだととも感じます。
今日は私に投げかけられた言葉を紹介しながら、ブログを書き進めて行きたいと思います。
社会人の私に様々な経験をもたらしてくれた言葉
社会人になるときにまず投げかけられた言葉は「流れに逆らわず、身を委ねること。でもここぞというタイミングでは流れに逆らってでも必死に泳げ」というものでした。
あらためてこの言葉を見ると、まさにクランボルツの”プランド・ハップンスタンス理論”だなぁと。
プランド・ハップンスタンス理論は「計画された偶発性理論」とも訳されたりします。簡単に言うと「キャリアの8割は偶然によって形成される」という理論です。
だからこそ、偶然の機会を活かすということが大切であり、自ら偶然を引き寄せるように考動することが、キャリア形成には重要だということをクランボルツは主張しています。
ここで私に投げかけられた言葉に立ち返ってみると「流れに逆らわず」というのはまさに「偶然を活かせ」ということに繋がります。
言葉の通り、私は会社において訪れる様々な偶然の機会に積極的に乗っかり、向き合うことで、様々な成長やさらなる機会を獲てきたと感じています。
「流れに逆らわず偶然を活かすと」いうのはまさに私のキャリアに大きな影響を与えた言葉でした。
一方で大切なのは「ここぞというタイミングでは流れに逆らってでも必死に泳げ」ということです。
ここぞというタイミングで必死に泳ぐためには、おぼろげでもいいので自分なりのビジョンやキャリアデザインを持って置くことが大切です。ときおり自身のビジョンやキャリアについて思いを巡らせているからこそ、必死に泳ぐタイミングも見極められるということです。
私はシステムエンジニアとして社会人生活をスタートしました。一方で「ゆくゆくはもっと人と向き合う仕事がしたい」と考えていました。
そんな思いを抱えながらエンジニアとして様々な偶然に身をゆだねることで、数多くのプロジェクトを経験することもできました。
その中には月に莫大な時間の残業を強いられる、いわゆる炎上プロジェクトに参画することもありましたが、それも「自分の成長の機会だ」と捉えられたのも、親戚から投げかけられた言葉の影響もあったと思います。
突然訪れた必死に泳ぐタイミング
そんなある日、私のキャリアは転機を迎えることになります。
エンジニアから人事に異動する機会が訪れたのです。
「ゆくゆくはもっと人と向き合う仕事がしたい」という思いを抱きながら仕事をしていた私は「ここが流れに逆らってでも必死に泳ぐタイミングだ!」と感じたわけです。
通常の流れに身を委ねるのであれば、エンジニアとしてキャリアを歩んでいく方向の流れに乗っかるのがIT企業では当たり前ですが、私はこの流れに逆らって人事としてキャリアを歩んでいきたいと強く感じたわけです。
そこからはその機会を掴むべく、自分ができることを探し、実行していきました。
私をエンジニアとしての流れに留めよう、引き戻そうという激流もありましたが、私は必死に泳ぎ人事の流れにたどり着くことができました。
詳細は省きますが、人事に移動する機会を獲られたことも、偶然の機会を活かしてきた結果だと感じています。
また、人事という具体的な仕事を意識していなかった私が、人事という仕事に流れ着いたのも、まさに偶然です。
このように、私のキャリアは偶然を活かすことで築かれているものです。そしてその影には親戚からの言葉があったのです。
社会について考える言葉に出会うことの大切さ
他にも30歳になったタイミングで叔母からは「30代に頑張れなかった人は40代で苦労する」という言葉が投げかけられました。
30代はまさにこの言葉を自分に突きつけながら仕事をしている感覚です。
自分と向き合うときにこの言葉を自分に向け「今の自分は40代につながる努力や仕事ができているのか?」と自問自答しています。
そして、30代ってまだまだ全力を出せる年代でもあります。全力を出せるときに出しておかないと、40代になってからいきなり全力は出せないよ。
そんな思いが叔母の言葉の裏にはあったのだと、今は感じています。
言葉というのは自分自身に問いをもたらしてくれます。
深い内省につながる言葉にどれだけ出会えるか。ここが大切なのかなぁ。なんてことを最近は感じます。
良質な問いをくれる人や言葉に出会えるか。ここはキャリア形成においてとても重要な要素なのです。
そんな出会を獲ていくためにも、偶然を味方につけて活かしていくことが大切だとも言えるでしょう。
様々な出会いから問いを持ち、自分と向き合っていく。
そんなことに興味が湧いた人はatteyaaを覗いてみてください。