マネジメント能力は誰にでも必要

みなさんこんにちは。いまむーです。
近年、マネージャになりたい人はあまり多くはないと思います。
責任が増える、板挟みになる、人の面倒を見るのが苦手。
そんな理由から、なるべく避けたいという人も多いのではないでしょうか。
それ自体は全然悪いことではないと思います。
ただ、役職に就くかどうかに関わらず、「マネジメント能力」そのものは、誰にとっても大切なスキルだと思うのです。
今日はそんな話をしたいと思います。
「マネジメント」のイメージ
「マネジメント」と聞くと、部下を束ねて、会議で指示を出して…という、いわゆる“上司の仕事”をイメージする人が多いと思います。
でも、実際に職場で働いていると、役職に関係なく「場を整える人」「まわりに気を配っている人」って、どこにでもいますよね。
・チームで困っている人に気づいて、さっと手助けする人
・先回りして「これ、準備しておきましたよ」と渡してくれる人
・雰囲気が悪くなりそうな時に、サラッと空気を和らげる人
小さな行動のように感じる方もいるかもしれませんが、これらも「マネジメント」に分類されます。
こうした小さいかもしれませんが重要マネジメントを日常的にしている人は、実はたくさんいます。そして、それこそがチームの安心感や信頼感をつくる土台になっていると感じます。
もう一つ、見落としがちなのが「自分自身のマネジメント」です。
・今日の自分は、集中力が低い。だから短時間で切る仕事からやろう。
・怒りそうになったけど、一旦深呼吸してから伝えよう。
・なんとなくモヤモヤしてるけど、なぜなのか自分で問い直してみよう。
こうした“自分への声かけ”や“感情のコントロール”も、立派なマネジメントです。
人に優しくするには、まず自分にも優しくなる必要があります。
自分の状態を把握し、整えていくスキルは、どんな仕事にも欠かせない土台になります。
「管理職じゃない自分」にこそ必要な理由
むしろ、私は今「管理職じゃない人」ほど、マネジメント能力が必要だと思っています。
正解がひとつではない時代において上司の指示を待つだけでは、立ち行かなくなることも多くなりました。
自分で考え、自分で行動し、周囲と連携する。そのためには「関係性をつくる力」や「自分を律する力」が求められます。
つまり、マネジメントとは“組織のなかでどう生きていくか”という、すべての人に必要な力なのです。
マネジメントと聞くと、難しく感じるかもしれません。
でも、最初の一歩はとてもシンプルです。
・隣の席の人に「何か手伝うことある?」と声をかけてみる
・Slackで誰かの投稿にリアクションしてみる
・ちょっと忙しそうな人に、飲み物を差し入れてみる
そんな一つひとつの行動が、周囲との関係を変え、信頼を育てていきます。
それがいずれ、チームの力を底上げする「マネジメント」へとつながっていきます。
マネジメントに限らず、
私たちはつい、「役職がついてから」「経験を積んでから」と考えてしまいがちです。でも実は、マネジメントって“いまの自分にできる範囲から始められるもの”です。
・自分自身を整えること
・周りに気を配ること
・信頼関係を築くこと
そのすべてが、立派なマネジメントです。
管理職であってもなくても、誰かに影響を与える立場には変わりありません。
ぜひ今日から、小さなマネジメントを意識してみてください。
それが、チームや組織の力を、確実に高めていくはずです。
以上です。ご一読ありがとうございました。