AI全盛の時代だからこそ大切な人間根本の力について

みなさん、こんにちは。
はるです。
近年、ChatGPTをはじめとする生成AIの発展により、一気にAIが身近なものになりましたよね。
仕事で活用されている方も多いと思います。
文章のたたき台から説明資料、画像、システムまで、うまく使えばあっという間に作成してくれます。
仕事の効率は上がりますし、もっというとAIに仕事を奪われる、という話は巷で頻繁に議論されています。
AIが何でもやってくれるようになるかもしれない?という時代。キャリアで大切になってくるのは人間根本の力、「人間力」です。
人間力を磨いていかなければAI全盛の時代に埋もれ、価値を発揮できなくなってしまうかもしれません。
人間力とは?
そもそも「人間力」とは何でしょうか?
ざっくり言い換えると、社会の中で人と関わりながら、自分らしく価値を生み出せる力。どこでも活用できる自分の土台です。
具体的にはこんな要素が含まれます。
・コミュニケーション力(話す、聞く、伝える)
・協調性(チームで働く力)
・主体性(自分で考えて動く)
・感情コントロールやストレス耐性
・倫理観、責任感、誠実さ
これらは、業界や職種を問わずどんな場所でも通用する「自分という土台」になります。
人間力はその人の根っこです。だからこそ、将来のキャリアの財産として長く価値を持ち続けることができます。
なぜ今人間力が大切なのか
ではなぜ、人間力が大切なのでしょうか。
先ほど、人間力は「自分の土台」だと言いました。
これは人のキャリアを構成するものを図に表してみるとわかりやすいと思います。

人間の根底にはマインド、理念、信念といったものがあり、その上に思考パターンや行動原理があります。そして最も上部にスキルや知識、人脈といった目に見えるものが乗っかっています。この中で、土台を形成している2つが人間力にあたる部分です。
このうちAIが実際にやってくれる部分は最上部のスキルや知識の部分です。
ですので、今自分自身が持っているスキルや知識はAIの進化とともに求められる内容や使い方が簡単に変化してしまいます。それも、ものすごいスピードで、です。
人間力を磨くことをおろそかにしていると、スキルや知識部分をAIに取って代わられた時に困ってしまうことになります。
逆に、人間力の土台がしっかりしていればスキルや知識はいくらでも入れ替えたり、変化させたりすることができるのです。
これが、人間力が大切な理由です。
では、どうやって人間力を磨いていけば良いのでしょうか。
大きく分けて、方法は2つあります。
自分を深く知る
当たり前ですが、AIがどれだけ進化しても、あなたという人間は世界に1人しかいません。
ただし、その「自分」が何者なのか分からないまま社会に出ると、周囲に流されたり、無個性な存在になってしまいがちです。
人間力の一つに、「自分を理解し、自分の言葉で語れる力」があります。
・自分はどんなときにワクワクするのか?
・どんな価値観を大事にしたいのか?
・どんなときに人から感謝されるのか?
そんな問いを、時には言葉に書き出しながら、少しずつ向き合ってみましょう。
就活の面接でも、チームでの役割でも、「他の誰でもない自分」を理解している人は周囲から魅力的に映るはずです。
より多くの人と対話する
より多くの人と対話することも、人間力を磨くうえで非常に大切です。なぜなら、対話を通じて自分とは異なる価値観や考え方に触れ、視野が広がるからです。
また、相手の立場や感情を想像しながら話すことで、共感力や伝える力、聴く力といった「人と関わる力」が自然と育まれます。自分の意見を持ちつつも、相手を理解しようとする姿勢は、どんな職場や社会でも求められる重要なスキルです。対話は、人間力の“実践の場”とも言えると思います。
自分を深く知り、より多くの人と対話をしていくことで自身の持つマインドや理念により深みが増し、思考パターンや行動原理も変化していくと思います。
AIが台頭し、目に見えるスキルや知識がどれだけあっても、それだけでは埋もれてしまう時代が来ています。だからこそ、あなた自身の「人間力」という土台が、キャリアにおける本当の財産になります。自分を深く知り、他者と対話を重ねることで、その力は着実に磨かれていきます。テクノロジーに強くなりつつも、“人としての魅力”を持つこと。それが、AI時代のキャリアの鍵なのではないでしょうか。
ご一読ありがとうございます。
それでは。
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