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新人研修を受ける上で最も大切なこと




みなさん、こんにちは。

はるです。

4月から新たな一歩を踏み出したばかりの学生や若手社会人の方も多いかと思います。期待と不安が入り混じるこの時期、多くの企業では「新人研修」が行われていますよね。

さて、みなさんにとって新人研修とはどんなものでしょうか?

社会人としての基本的なマナーを身につけるものでしょうか。

配属先で仕事ができるようになるための準備期間でしょうか。

仕事をするためのスキルを獲得する場でしょうか。

はい、いずれも間違ってはいません。でも、それだけではもったいないと思います。

スキルや知識なども重要なのですが、実は本当に大切なのは、「自ら進んで学び、得られるものを最大化しようとする意識」を獲得することだと思うのです。これこそが、新人研修を実りあるものに変える鍵になります。

研修は「学びの場」であり「学び方を学ぶ場」でもあります。

新人研修というと、与えられたプログラムを淡々と受けていくイメージがあるかもしれません。実際、企業が用意してくれる内容はとても丁寧で充実しています。しかし、あらかじめ用意されたことだけを「こなす」意識で臨んでしまうと、得られる学びは限定的になってしまいます。

そして実際、無意識的にそうなってしまう方も多いのではないかと思います。なぜなら、社会に出る前の学びの場は「受け身」の形が非常に多いからです。

新人研修の本質は、「何を学ぶか」ではなく、「どう学ぶか」を体得する場です。

つまり、「与えられた情報を待つ」姿勢ではなく、「自分で問いを立て、主体的に動き、知識や経験を取りにいく」力を育てるチャンスなのです。

実際仕事ではわからないことの連続で、それをどう乗り越えていくのかが仕事の手腕といっても過言ではありません。「教えてもらっていない」というのはできない理由にはなりませんし、先輩社員含め誰も答えを持っていないことも数多くあります。

そんな状況がある中、研修を受けている間に主体的に学ぶ癖をつけることでたくさんの効果があります。

いくつか具体的な事例を紹介してみたいと思います。

加速度的な成長

主体的な学びしている場合、与えられた内容にとどまらず、自分で気になったことを深掘りしたり、現場の人に質問したり、書籍やネットで調べたりします。その結果、理解が深まり、応用力がつき、現場に配属された後も活躍できるようになります。

本質的な考え方が身に付く

受け身でない姿勢で研修に臨むことで、「なぜこのやり方なのか?」「他にもっと良い方法は?」といった視点が育ちます。この思考回路を身につけることで仕事を開始した後も、言われたことを実行するだけでなく、違う方法や改善案などを提案できるようになります。

学びの習慣化

受け身で研修を受けていると、研修が終わった後に自ら学んでいくという習慣や力が身につきにくいです。「何をどうやって学べばいいのだろう」という状況になってしまうからです。

社会人生活は、「ずっと学び続けること」の連続です。主体的に学び、最初の段階で「学ぶ力」「学ぶ習慣」を身につけておくことが大切です。


とはいえ、慣れない環境で緊張の中にいると、「主体的に学ぶ」なんて言われても難しく感じるかもしれません。「何を聞けばいいのかもわからない」「質問するのが怖い、億劫だ」…そんな気持ちになることもあると思います。

そんなときは、まず「問いを持つ」ことから始めてみてください。

なぜこのやり方なんだろう?

他のチームではどうしているんだろう?

この仕事の意味や背景は?

そんな問いを持つことで、学びは自然と広がります。

問いがあるからこそ、講師や先輩の話がより深く聞けますし、現場での観察力も高まります。

一緒に受けている同期との関係も大きな学びの一つです。

自分の「問い」や考え方と違う視点や発想に触れることで、刺激を受けたり、気づきが生まれたりします。

ぜひ積極的に意見交換をしてみてください。

まとめ

これから社会人としてのキャリアをスタートさせるみなさんに、強く伝えたいのは、「学びは与えられるものではなく、自ら取りにいくものだ」ということです。会社の研修はもちろんみなさんに成長してもらうために色々なことを考え、工夫を凝らしたものになっていると思います。受けているだけでもちろん成長できると思います。それに加えて、主体的に学んでいくことで研修自体の価値の増幅や、研修後の加速度的な成長に繋げていくことができます。

新人研修は、その第一歩です。

ぜひ、目の前の研修内容だけにとらわれず、「どうすればもっと学びを深められるか?」「この機会をどう活かせるか?」という視点で取り組んでみてください。

ご一読ありがとうございます。

それでは。

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