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風通しの良い会社で働く

みなさんこんにちは。いまむーです。

会社選びにおいてどんな環境で働きたいかというのは大事です。
私が就職活動していた頃は、「風通しの良さ」を重視していました。

「風通しの良い会社」という言葉はよく聞きますが、
人事や採用担当者が「弊社は風通しが良くないです!」なんて言うわけもないですし、

「風通しの良い会社」という言葉自体、人によってとらえ方も違うので、曖昧な表現ですよね。

風通しの良い会社とは

では、そもそも風通しの良い会社とはどんな会社でしょうか。
まずは上下関係を問わず社員が意見を言いやすいこと、通りやすいことが第一だと思います。

忖度して本音を押し殺して我慢したり、仕事の改善点を提案しても採用されにくかったりというエピソードは多く見聞きします。
そのような環境だと、ストレスもたまりやすいですし、仕事の効率が上がりにくくなってしまいます。

せっかく多様な個性、強みを持ったメンバーが集まった組織であれば
上下関係のせいで意見が出せない事は勿体ないですよね。

また、部下から上司へのコミュニケーションに目が行きがちですが、
上司から部下へも忌憚なく意見が言える環境であることも大事ですね。

ハラスメントへの理解が広まった分、
上司から部下へのコミュニケーションもデリケートな印象が強くなってしまい、気を使って改善点の指摘やアドバイスが出来ないケースも増えていると思います。

次に挙げられるのは情報やコミュニケーションのオープンさですね。

情報が制限されすぎている組織では
暗黙の了解が多い職場だと、これは良くないのかも。これはしても良いのか?いう不安が生まれやすくなります。
出来る限り情報をオープンにし、ルールも明確にすることで、
無駄な忖度も減り、のびのびとアクションしやすくなります。

また、コミュニケーションがオープンであれば
情報伝達や個々のメンバーへの理解が深まりやすくなります。
特にSlackやLINE、Teamsに代表されるようなチャットツールでは
関係者全員ではなく、自身が伝えやすい人にだけ情報を伝達したりするケースがどうしても増えてしまいます。

あまりにもそういったケースが増えすぎると、チーム内外の情報伝達がされにくくなってしまったり、風通しの良い文化を阻害する要因になってしまいます。
なので、コミュニケーションのオープンさについても重要な要素の一つです。

風通しの良い会社で働くために覚悟すべきこと

「風通しの良い会社」と聞くと、
・意見が通りやすい
・雰囲気がよさそう
など、メリットばかりイメージが先行しがちですが、もちろんデメリットもありますし、全てにおいて都合の良い環境というわけではありません。

一つ目は
雰囲気が良く、仲良くなりすぎる事によって緊張感が薄くなりやすいことです。
遅刻や業務に関係のない私語が増えたり、公私混同してしまいプロフェッショナルとしての視点が薄れてしまうリスクがあります。

風通しが良いと雰囲気が良くなりやすく、調和を保とうと相手を気遣いすぎてしまいがちですが、自身だけでなく周囲にもメリハリを持たせるように個振る合うことが重要ですね。

二つ目は、
オープンで素直なコミュニケーションが増える=ネガティブな意見や厳しい意見も増えるということです。
互いに指摘し合える文化であることは、もちろんデメリットばかりではありませんが、度が過ぎると雰囲気が悪くなってしまいます。
また、批判的な意見に慣れていない人にとっては、ストレスも大きいと思います。

とはいえ、居心地の良いだけの仲良し集団になってしまうと、本質的に風通しの良い会社とは言えなくなってしまうので、
必要に応じて厳しい意見を発信したり、素直に意見を受け入れることも大事です。

三つ目は、
特に若手に向けてですが、立場や役職を気にせず意見を出す必要がある事です。

例えば、若手からすると、自身より経験豊富な社員が多く集まる打ち合わせでは、自身の意見が間違っていないか、レベルが低いのではないかを気にしてしまい中々発言がしにくいと思います。

とはいえ、風通しの良い会社で自己主張が出来ないと、周りの自己主張が出来る社員の中に埋もれてしまい、
周囲のメンバに自身の意見や個性が理解されにくくなったり、活躍しにくくなってしまいます。

なので、自身から自己主張をすること、普段からコミュニケーションをオープンにして意見が飛び交いやすい文化を醸成することが重要です。

風通しの良い会社を見極めるには

就職活動で風通しの良い会社を見極めるのは至難の業だと思います。

私は今の会社に新卒で入社して5年が経ちますが、
選考の段階から感じていた「風通しの良さ」は現在でも変わらず
対外的にも自信をもって言える、強みの一つだと思っています。

なので、私なりに「風通しの良さ」を見極めるポイントを紹介して締めくくりたいと思います。

①部活動や社内活動の存在、またそのメンバー構成は年代や部署が偏りすぎていないかはポイントの一つだと思います。
部署を横断して出来る組織には、そこに会社の文化が投影されたり、逆に部活動や社内活動から会社の文化が醸成されることもあります。
特にメンバー構成が役職や年代も多様であると、風通しの良さがイメージしやすくなると思います。
なので、どんな人たちが活動しているのかを確認してみることも効果的だと思います。

②社員からの提案によって実現したイベントや事業、制度などがあるかという点もポイントです。
社員が意見を言っても、組織の上層部まで届かなかったり、受けいれられなかったりといったケースは少なくありません。なので、事例があると社風がイメージしやすくなると思います。

元も子もないですが、結局最後は直観だと思います。
会社説明会や選考で、会社の説明を聞いたり、社員とコミュニケーションを取ってみて、自身が素直に働けるイメージが湧くか。
それに尽きると思います。
自身の感性を信じることも実は結構大事にすべきことです。

では。ご一読ありがとうございました。

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