半期に1度の会社会議に学生が参加!
2023年2月10日。株式会社コンピュータ技研の未来について描く半期に1度の会議、通称「ミライ会議」に学生7名が参加しました。学生の先入観のない多様な意見により、会議は過去最高の盛り上がりを見せました。
2022年10月から2023年1月にかけて、atteyaaの取り組みとして大学で授業を行ってきました。今回の会議には、その授業を受講してくれていた学生のうち7名が参加となりました。
授業にはコンピュータ技研の他に2社の中小企業が参画。学生は各企業のビジョンと現状を知り、課題を分析、そして授業の最終回には課題の解決策をプレゼンしてもらいました。
会議当日には社員の前で改めてプレゼンも行ってもらいました。
会議には学生の他に、コンピュータ技研の経営陣・マネージャー・一部の社員が参加しました。
(以下、学生以外の参加者は一様に「社員」と表記します)
当日のアジェンダ
●ウォーミングアップ
●挨拶
・atteyaaについて
・大学でやってきたことについて
●学生発表
・企業への課題提起と解決策のプレゼン(学生の皆さん)
・フィードバックと意見交換(全員)
●ロールチェンジ・ダイアログ
・ロールチェンジ・ダイアログ(全員)
・感想共有(全員)
・明日から取り組めること(全員)
・まとめ(ファシリテーター)
・最後に(代表から)
ここからは各アジェンダの内容について紹介していきます。
ウォーミングアップ
会議開始に先立ち、学生の緊張をほぐすために一部の社員と学生でウォーミングアップを行いました。
ウォーミングアップでは「ガムトーク」を活用しました。
ガムトークについて簡単に説明すると、この箱の中にはカードが数十枚入っています。
そのカードにはトークテーマとなるお題が書かれているのです。
参加者はカードを引き、自己紹介を兼ねて書いてある話題についてトークをしていく。そんなことをウォーミングアップとして行いました。
ウォーミングアップではこちらの想像通り、いやそれ以上に参加者は盛り上がっていました。
挨拶
挨拶では、参加者に向けてatteyaaが目指していることを改めて代表自ら発信しました。
また、大学での授業の取り組みについても参加者に説明を実施しました。
学生発表
大学での最終授業時に行った企業向けのプレゼンを社員向けに実施してもらいました。
プレゼンでは学生は緊張しながらも、忌憚のない意見やアイデアを、ストレートな言葉で社員にぶつけてくれました。
学生のストレートな言葉が参加した社員にグサグサとささり、学びの多い時間となりました。
(時折、笑い声も起こる和やかな雰囲気で発表は進みました。)
また、コンピュータ技研に対する提案発表だけではなく、授業に参画していた他の会社に対する提案発表もしてもらい、社員にとっては他社についても目を向け、そこから学びを得る機会となりました。
ロールチェンジ・ダイアログ
ロールチェンジ・ダイアログが会議の中で一番の盛り上がりを見せました。
※ロールチェンジ・ダイアログはコンピュータ技研オリジナルのプログラムになります
ロールチェンジ・ダイアログについて
その概要を簡単に説明すると、まず参加者を2つの相対する役割に分けてチームを編成します。
そして、なにかのテーマについてその役割を変えて、それぞれ本来の自分とは違う立場から意見を出していきます。
今回の会議では、ビジネスにおける保守派と革新派に分かれて、ロールチェンジ・ダイアログを実施しました。
(保守派は革新派として、革新派は保守派として発言)
また、ロールチェンジ・ダイアログでは、2チームが好き勝手議論しないように、ファシリテーターが対話を進行していきます。
参加者にも同様の説明を実施し、いよいよロールチェンジ・ダイアログを開始!
まずは次のテーマについて、保守派と革新派がそれぞれ意見を出し合います。
ファシリテーターに促されながら保守派、革新派それぞれから意見が飛び交います。社員だけでなく、学生も保守派(本来は革新派)として様々な意見を出してくれました。
保守派(本来は革新派)は同じ派閥が発言するために「そうだ!」ともり立て、それが会議全体を盛り上げていました。
そして、頃合いを見て参加者とテーマを変え、ロールチェンジ・ダイアログを進めていきました。
感想共有
立場を変えて考えてみることの大切さに気づいた。そんな感想を参加者の共通事項として持つことができました。
また、このロールチェンジ・ダイアログが非常に盛り上がったこともあり、「これまでで一番おもしろい会議になった!」という感想も至るところで飛び出していました。
そんな会議になったのも、学生が参加してくれたおかげだと思います。
(学生がしっかりと考え発言する姿に刺激を受けた社員も多かったようです。)
明日から取り組めること
ロールチェンジ・ダイアログを経て、保守派・革新派それぞれの視点が各自にインストールされたところで、「明日から取り組めること」についてディスカッションを行いました。
異なる立場を演じたことによって、自身の中に多様性が生まれ、普段より柔軟な発想でアイデア出しをすることができたように感じています。
さいごに
コンピュータ技研で開催されたミライ会議。学生が参加することで会議に多様性がもたらされ、参加した社員たちにとっては非常に刺激的で、学びの多い時間となりました。
若者の想いに向き合うことは会社を変容させていくことにつながる。今回のイベントを通して、それを強く感じることがました。
採用を前提とした出会いでなくとも、若者との出会い、対話は会社の未来につながるのだと。
また、参加した学生にとっても社員や会社のありのままの姿を知れる機会となったのではないでしょうか。
ぜひ学生・若者には今後もこのような就活に関係ない場所で社会と繋がり、自身のキャリア観や就労観を若いうちから磨いていってほしいと思います。
私たちatteyaaももっとこのような機会を若者に提供できるよう、今回のイベントでの高揚感を忘れずに取り組んで行きます。