体験入部的 就職活動
こんにちは。atteyaaのウッチーです。
今日のテーマは「体験入部的 就職活動」です。
なんじゃそりゃ?って感じですよね。それもそのはず、私がつくった造語だからです。
まずはそんな造語が生まれた背景から説明していきましょう。
「体験入部的 就職活動」の誕生秘話
この言葉はインターンシップに参加している大学生と、就活が抱える問題、3年3割離職問題について話していたときでした。
「なんで早期離職が発生するんだろう?」
「認知と現実にギャップがあるからではないか」
「就活は一時的だから悪いところも隠し通せる」
「もっと長い期間をかけて、会社を知るようなことが必要なのでは?」
「大学の授業でもインターンシップとかあるけど、それじゃ機会として不十分」
「高校生、、いや、中学生の頃から、仕事や会社に触れる機会があれば、現実とのギャップも少なくなるんじゃない?」
「確かにそれであれば、”一時的”という期間の短さもカバーできそう」
「ていうか、これ中学の部活選びと一緒じゃない?」
こんな一言から生まれたのが「体験入部的 就職活動」という言葉です。
「体験入部的 就職活動」の意味
「ていうか、これ中学の部活選びと一緒じゃない?」先程も書いたこの発言にみんなの注目が集まりました。
中学の部活選びも1週間くらいの限られた期間で部活を選ばないといけない。だから、興味のある全ての部活に体験入部できるわけではないし、なんとなくのイメージだったりで部活を選ばないといけない。
でもいざ入部してみると、土日も関係なく活動がる、いわゆるブラック部活だったりもする。
で、あとから部活を変えようと思っても、そこには気まずさがある。
体験入部の期間が例えば半年とかあって、その期間自由にいろんな部活を体験できれば、休みの日の活動頻度だけでなく、顧問の人柄もわかって、自分にピッタリな部活が見つかったんじゃないかなぁ。って今振り返りと思いますね。
そして学生の話は続きます。
だから就職という観点においても、企業に会うのも今の就活からでは遅くて、もっと早くからいろんな企業に会える仕組み。体験入部のようにじっくり企業を知れる仕組みがあれば良いなと思いました。
確かに、部活選びと就活って似ている部分がありそうですよね。
どちらも短い限られた期間で入部・入社を決める。
それによって生じるギャップ。
部活なんかは友達や同級生も多く、人間関係で乗り切れそうなものですが、会社となるとそうもいかない。むしろ人間関係でのギャップが大きそうですよね。
だからこそ、理想の体験入部のように、長い期間をかけて企業を知っていく。
その企業の非日常である会社説明会や面接、インターンではなく、体験入部的にその企業の日常を知る。(少なくとも今のインターンは本来の意義を見失っていると私は感じます)
そんな仕組みが実現できれば、少なくとも今の就活の仕組みよりはイキイキと働くことができそうな気がします。
日常的に学生が来るのであれば、企業も悪いところを隠すのではなく、改善する方向に向かうのではないでしょうか。
体験入部的に自社に訪れた学生にフィードバックをもらう、それによって企業は自社を磨く。学生はいろんな社会を知る。
学生を通じて企業が逆に社会とつながっていく。そんな未来すら描けるかもしれません。
体験入部的 就職活動が日本を変える
若者が起点となって企業を。そして社会を変えていく。
そんな可能性が体験入部的 就職活動に見えてきました。
僕ら社会人はもっと若者に向き合い、若者の声に耳を傾け、若者の想いをベースに未来を築いてく。そんな取り組みができれば、結果的に社会そのものがよくなっていく。
若者には私たちや社会を変える、そんなパワーが有るのかもしれません。
若者のパワーを歓迎し、体験入部を受け入れる。それを繰り返していくことで若者は自分にマッチする企業に出会える。
それは企業にとっても自社にマッチする若者との出会いをもたらしてくれるのではないでしょうか。
以上、ご一読に感謝です。