映画と就活のお話
こんにちは。atteyaaのウッチーです。
先日(と言っても2ヶ月ほど前)、映画館で映画を見ました。
今日はその時の話を就活やキャリアと結びつけて書いて行きたいと思います。
なんの映画を見たかというと、話題のあの映画。
バスケ漫画、いやスポーツ漫画の金字塔!ではなく、“君たちはどう生きるか“という映画です。
タイトルからして、就活や若者のキャリアに疑問や意見を投げかける当ブログと相性ぴったりな感じですよね。
でもね、今日はこの映画の内容には一切触れません。なので、ネタバレを心配した人は安心してください。
そして、考察を期待してきた人もごめんなさい。
(“君たちはどう生きるか”については個人的に語れることはたくさんあるので、興味がある人は語りましょう。)
では、なんの話をするのか。というところなんですが、今日は映画館での気付きについて書いていこうと思っています。
映画を見る準備をさせる仕組み
私が先日、映画館に行って関心を抱いたのは、観客に対して“映画を見る準備をさせる仕組み”です。
自然と映画の世界に引き込まれて行く仕組み。とも言える仕組みです。
では私はどのような場面でその仕組を感じたのでしょうか。
映画館の入り口?
映画館のロビー?
映画館のポップコーン?
答えはいずれも違います。(むしろ私は映画に集中したいので、ポップコーンは食べない派です)
では正解は何かというと、“映画の予告編“です。そう、映画が始まる前に数多流れるあれです。
あの映画の予告編にはもちろん、今後公開される映画の宣伝という要素があります。一方で、あの予告編には映画の世界に引き込まれていく仕組みがある。私はそう感じたのです。
ということで、ここからはしばし皆さんを映画の世界に誘って行こうと思います。
私が感じたことを追体験してみてください。
上映時間の少し前にチケットを切ってもらい、シアタールームに向かう前にトイレを済ませる。
その道中にいろんな映画のポスターを見ながら、「あ!あの映画の続編だ」「お、これも面白そうだな」そんなことを考えながらトイレに向かう。トイレからシアタールームに向かうときも同じことを繰り返す。
シアタールームに入るとチケットを見ながら自分の席を探す。そして「隣に誰も来ませんように。周囲に物音がうるさい人が座りませんように」と小さく願いながら席に座る。
しばらくするとシアタールームの明かりが少し暗くなり、予告編が始まる。その予告編に見入りながら「この映画も面白そう」「あ、これは映画館で見たいタイプのやつだ」なんて予告編の品評会が心の中で始まる。
そして・・
カーーーット!!
ということで追体験は一旦ここまでです。
どうでしょうか?映画が始まる前のあの雰囲気を思い出してもらえたでしょうか?
そして、この心のなかで行われる予告編の品評会こそが、映画の世界に引き込まれていく仕組みなのです。
予告編を何本も見るうちに、段々と映画の世界に引き込まれていく。映画館独特の観客を包み込むような音響によって、ポップコーンを食べていた手が。予告編の迫力に隣の人とおしゃべりしていた口が段々と緩やかになっていく。
そうやって、知らず知らずのうちに、映画を見る心の準備が整っていく。これこそが予告編の役割。映画館で見る醍醐味だと私は感じたのです。
そして、映画の本編が始まる前に、もう一つ重要な役割を果たしているものがあります。
それはみなさんも大好き“No More映画泥棒”です。
あれの一番大きな役割はもちろん違法アップロードなどへの注意喚起です。
一方で、予告編と本編をつなぐ重要な役割を担っていると私は考えています。
予告編で映画の世界に引き込まれているものの、一方でそのままでは予告編の内容がしばらく頭に残ってしまう。
そこでNo More映画泥棒が登場し、あの印象に残るダンスが映画の世界に観客を残しながらも、予告編の余韻を取り除いてくれるわけです。
就活も予告編が大切
社会に出るに当たっても、たくさんの予告編を見ておくことが大切だと思います。
就職における予告編とは、インターンシップ(本当の意味での)や企業訪問です。
そして、再度映画の話に戻りますが、予告編を見た後、面白そうな映画であれば、同じ監督の既に公開済みの映画について調べたり鑑賞したりしますよね。さらにはそこから派生して、同じような系統の映画に興味をもって実際に鑑賞してみたりということもあるかと思います。それを繰り返していくうちに本当に自分が好きになれる映画や監督に出会っていく。
それは就職に関しても同じことが言えると思います。
インターンシップを経験して、その会社のことや周辺領域のことも調べてみる。そこからさらにその企業のことを深ぼったり、新しい出会いを重ねていく。そうやって自分にとっての働く意味や好きな社風についてよりリアルに掴んでいく。
そんなことが大切なのだと思います。
ただ、注意が必要なのは、予告編は面白そうなところをピックアップしていたり、全く違うシーンのセリフをいかにも関連ありげに繋げていたりもするという点です。すなわち、予告編が面白いからといって、必ずしもその映画が面白いとも限らない。ということです。
これは就活にも言えることだと思います。
インターンや会社説明会、選考などで感じるその会社はほんの一部分だということです。
また、そういった限られた機会であれば、予告編のように誤魔化しがききます。
予告編だけでなく、様々な機会を通じてその会社を知っていくことが大切になってきます。
だからこそ、就職するまえに、もっと本編を体感するような動きが必要なのです。
どうすればそれを実現できるか。みなさんも考えてみてください。