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絶対身に着けておくべき「内省」のスキル

みなさんこんにちは。いまむーです。

今回は「内省」がテーマです。
私はこの言葉と出会ったのは社会人2~3年目の頃でしたが、

内省すると何が良いのか、内省しないとどうなるのか、
内省ってそもそもどのようにやるのか
そんな事が分かっていなかった当時の私には、正直あまりピンと来ていませんでした。

しかし、内省について自分なりに理解した今では
「もっと早くに知っておきたかった!」
と思っています。

内省(リフレクション)とは

いきなり内省と言われても、あまり馴染みのない方もいると思います。

よく似た「反省」という言葉がありますが
反省は過去におきた物事から、イマイチだった言動や誤りなどを振り返り、改善したり修正することが主な目的になります。
それに対し、内省は自身の言動や感情、身の回りに起きた出来事を振り返り、学びや気付きを得ることが主な目的になります。

この内省という言葉は「リフレクション」とも表現されますが、
経済産業省が、社会人があらゆるスキルの習得、またそれを発揮するための前提となる力がリフレクションであると位置づけています。

つまり、今後の社会で成長して成果を出すために、当たり前に出来ておくべき能力なんですね。

どんなことを内省すればいいの?

内省がなんとなく大事そうなのは伝わったかもしれませんが、
じゃあ内省しよう!と言われても、いったい何を内省すればよいのかわからないですよね。

ここでキーワードになってくるのが「メタ認知」という言葉です。

メタ認知(メタにんち、英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。

Wikipedia「メタ認知」 より

少し難しいので、私なりにかみ砕いてみます。
例えば、人間はただ生活して仕事しているだけでも多くのことを感じ取っています。

「あの仕事はこの進め方の方が好きだな」
「あの会議に参加するときなんかモヤモヤするな」
など、なぜかは言語化できないけど、
確かに感じている(=認知している)ことって日常的にありますよね。
そのように認知したのはなぜかを認知することを「メタ認知」といいます。

このような日常のモヤモヤが内省するべき出来事として有効です。

こうした言語化できない事と遭遇すると、その瞬間はモヤモヤしますが、
考えすぎてもしょうがないのでやり過ごしてしまうことも多いと思います。

なぜそう思ったかを言語化できなかったところで、その瞬間は困らないですし、いちいちモヤモヤを感じた瞬間立ち止まっていたら物事が進まなくなるので自然なことですよね。

ただ、
「あの会議に参加するときなんかモヤモヤするな」と毎回感じるよりも、
内省すること(メタ認知)で
「会議で目的が達成できていないのでイライラしてしまう」
と認知していた方が対策や改善が出来ますよね。

特に、現代の社会は変化が非常に激しく
不安定で(Volatility)不確実で(Uncertain)複雑で(Complexity)曖昧(Ambiguity)な「VUCA時代」と言われていますが、
社会が劇的に変化する中で、定期的に内省をしないと
自身の思考や言動が古くなっていることにも気づけません。

そうした意味でも、定期的に自分の心に耳を傾ける「内省」の習慣を持つことは非常に大事です。

内省のやり方

最後に、自身の出来事のなかで感じたモヤモヤを内省するためのやり方を紹介します。

内省の導入について
内省は自分自身と「対話」することで行えます。

内省したいことが分かっていない場合は、
なんとなくピンときた本を読んでみたり、散歩しながら思考を巡らせてみたり、人と対話してみたり、映画を観たり、入り口は人それぞれです。
その際は、より情報量が少なく静かな環境で行うと良いです。

その中で引っかかったキーワードや感情をキャッチして内省の出発点とすると良いと思います。

内省の進め方
モヤモヤがキャッチできたら、内省をしていきましょう。

「リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術」(熊平美香 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン社)
で紹介されている「認知の4点セット」というフレームワークを紹介します。
そこでは①意見、②経験、③感情、④価値観、の4つに分けて整理することで認知が可視化されると紹介しています。

では「あの会議に参加するときなんかモヤモヤするな」という例を挙げてフレームワークに当てはめてみます。

①意見
 あの会議はモヤモヤして好きじゃない
②経験
 会議の目的に沿って進行できていない
③感情
 イライラ、退屈
④価値観
 会議で目的が達成できていないのでイライラしている

簡素に描き上げましたが、
「会議で目的が達成できていないのでイライラしている」
という認知をしていることが分かりました。

同じ出来事でも、複数人でリフレクションしてみると違った価値観を持っていることに気づけて面白いので、是非やってみてください。

内省を習慣化して成長、変容していきましょう。

では。ご一読ありがとうございました。

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