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就職氷河期時代は、「高卒枠」を大卒が受験

就職活動と聞くと「大卒」向けのイメージがありますが、「高卒」向けの就職活動も当然のころながらあります!
多くは、高校経由で就職するため、就活スーツで企業訪問をしたり、オンライン会社説明会があったりと表立った活動を目にする機会は少ないと思います。
そんな高卒就活に関して、福島県や他の自治体が企業に対して、「採用を止めないで!」というメッセージを送っています。

福島民報
高卒者の雇用拡大要請 福島県、労働局など経済団体に
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020052175646
 県、福島労働局、県教委は二十日、県商工会議所連合会と県商工会連合会、県中小企業団体中央会に来春の新規高卒者の雇用拡大や求人情報の早期提出などを要請した。 福島市の県商工会議所連合会では…

「高卒枠」と「大卒枠」で一番大きな違いとしては、将来的にも現場中心の「高卒枠」と本社や事務書勤務中心の「大卒枠」に分けられると思います。また、工場などの製造工程においては、高卒を重宝する傾向にありますし、行政等に関しても、現場に近い職務は「高卒枠」が重宝される傾向にあります。

さて、本題ですが、景気が悪化すると安定を求めて、インフラ系企業(電力、ガス、鉄道)の人気が高まります。また、公務員などの職種も人気ランキングに顔を見せ始めます(恐らく今後数年間は公務員やインフラ系が人気になるのでは?)。
どうしても安定した仕事に就職したい大卒組が、高卒枠を受験する事態が就職氷河期によくみられました。
もちろん、高卒枠と大卒枠の給与帯は異なりますし、出世のスピードも異なります。
数年後、同じ大学卒でも給与も違えば、役職も異なる事態になりますが、第一の目的は安定した職業につくこと。
それが良いか否かは本人の判断ですが、行きたい職業に就けれるように就活は手を抜かず、全力を出してみてください。

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