ブランドを作ると良く聞きますが、色々間違っています….
仕事柄、鼻息の荒い”イケイケの社長”に会うことがあり、声を揃えたように「事業収益も高まってきているから、そろそろブランド作るから、ロゴとか作って」と言われる機会があります。
毎回、「この会社はダメだな。勘違いしてるな!」と思って、どんなに条件が良くても断るようにしています。
なぜなら、うまくいかないことが明確だから。
「そろそろブランド作る」という社長の多くは、ブランドは金で買えると思っている傾向があります。
厳密に言うと、お金を積めば買えなくはないです。ただ、ブランドが何でできているかを理解しない限り維持出来ず、気がつくと役に立たない出費になるケースが多いです。
小売や飲食の場合、ブランドを作るのはお客様の前に立つ従業員です。
彼等、彼女の態度が、お客様に印象を与え、与えた印象がその会社の姿になります。
ですので、ブランドを作りたいなら、ロゴやオフィスに金をかけずに、従業員教育にお金をかけた方が確実に回収できます。
でも、今日も、大金を叩いて、見た目のブランドを作る人たちが多くいます。
ちなみに、前述したお金でブランドを作ろうとしている経営者のほぼ99%は、3年以内に事業が傾く傾向があります。
そして、傾くと、一気に倒産に走る傾向もあります。
なぜかと言うと、金の切れ目が縁の切れ目だから、社員が残らないのです。
イケイケの社長は勢いがあるので、一緒に働きたいと思うと思いますが、勢いが終わった後の失速もすごいので、就活の際は注意をしましょう!