オンライン就活はチャンスだという話
新型コロナウイルスの影響で就活に影響が出てますね。
学生さん、がんばれ!焦るなよ~!
って記事を色々と書いてますので、よければ読んでみてください。
臨場感や情報の量はリアルには勝てないし、
現時点ではオンラインで全ての機能(≒期待)を補完することは不可能っぽい。
でも、学生にとっては、これはある種チャンスです!
オンラインならではのメリットが実はたくさんあります。
今日はそれをいくつかお伝えするので、
ご自身の就活に役立てて欲しいと思います。
とはいえ、How to を書くつもりはないので
何かしらの答えがあると思って読むのはやめて下さいね。w
一つの考え方として読んでもらえたら嬉しいです。
対等であるということ。
基本的に、就活の場面では企業も学生も対等な関係です。
買い手市場、売り手市場、
その時々の需要と共有のバランスでどちらかに優位性はあるものの
大前提として対等です。
でも、ここにいろんな力が働いて、
多くの場合において企業の方が学生よりも優位に感じてしまうことがあります。
その原因として、
「敬意的なもの」と「遠慮的なもの」の二つがあります。
敬意的なものは、いわゆる「目上の人を敬う」という素晴らしい態度です。
企業の方は学生にとっては人生の先輩ですから、
ほとんどの学生が敬意をもって接し、話をしているはずです。
遠慮的なものというのは、ホームとアウェーの感覚に近いです。
企業にお邪魔する、企業で話をするという時点で
その場や雰囲気が学生にとってはホームではありません。
その時点でそこでの振る舞いやお作法が分からず、必然的に遠慮が生じます。
この敬意と遠慮はどちらとも悪くない行動様式ですが、
過度に出ると良くありませんし、
学生だけが過度に感じるのはフェアではないと感じます。
その場合、どうしても企業が優位に映ります。
企業との面談で、緊張しすぎる人は、
この二つが出すぎていると考えて間違いありません。
過剰に敬意を払いすぎる、
過度に遠慮する、
きっとそんなところでしょう。
一方、これがオンラインだとどうなるか?
オンラインには対象をよりフラットにする機能があります。
まず、「敬意的なもの」については、少し軽くなります。
当然これをゼロにしちゃいけませんし、なくなることはありません。
でも、軽くなります。
なんででしょうね。
理由を正確には分析できませんが、確実に軽くなります。
なので、ここはそういうものだと信じるのが正解です。
おそらくプロセスが簡略化されることも、原因としてあるのだと思います。
- 自宅で鏡を見て身だしなみをチェックし、スーツを羽織り、
- 自宅から最寄駅、そしてオフィス街へ繰り出し、
- 目当てのビルを見つけて周辺のコンビニやカフェで時間を潰し、
- 企業の受付で呼び出し方法を確認して担当者へアクセス、
- 指定された場所で待つこと数分、担当者来たる!
みたいな、
こんな過程がなくなるのが大きいのではないかと思っています。
何かもしかしたらスゲー人に会うのでは?と思い始める。
このプロセスでジワジワと敬意が大きくなる可能性はあります。
一方、オンラインの場合は、お互いがスマホかPCでオンラインに繋ぐ。
そして「声聞こえますか~」、「見えてますか~」、
なんてやり取りから始まります。
お互いが、共通のプロセスをもってWebというフェアな場所で会う。
これが双方の距離感を縮めるでもなく、遠ざけるでもなく、
「距離というモノを無くす」、という意味で良いのかも知れません。
では、「遠慮的なもの」はどうか?
これはいたって簡単です。
先ほどとほぼ同じ原理です。
オンライン、Webの世界は誰のものでもありません。
(厳密にはそのサービスのアカウント管理者など色々権限がありますが)
その中立の場で会うというのは学生にとっては大きなメリットです。
敬意的なものはゼロにしてしまうのはよくありませんが、
この遠慮的なものは無くしてしまった方が絶対に良いからです。
その場のルールはあなたと企業の担当者で作ります。
誰のホームでもありません。
逆にあなたがITやWebに明るい人であれば
あなたの方がホーム感を出せるかもしれません。
ぜひ、オンラインでの会社説明や面接に参加する際は
いつも通りの雰囲気で臨んでいただきたいです。
事前に企業の担当者へ連絡ができるのであれば、
「私服でいいですか?」とも聞いてみましょう。
一般的には、会社へ訪問するわけではありませんから
スーツを着ないといけないというのも変な話です。
Webという場で会うのですから、ルールはその都度決めれば良いのです。
ぜひ、「私服でいいですよね?」くらいの気持ちで聞いてみて下さい。
また、オンラインミーティングの場合は
「見えている範囲に限りがあります」
なので、
画面に映っていないところはいい意味で気を抜ける。
そんなところも遠慮せずにすむプラスの要素です。
「敬意的なもの」と「遠慮的なもの」
この二つが軽くなることはとても重要なことだと思っています。
そういったことに皆さんが気付き始めて、
逆に最初はオンラインで会うべきだ!!
なんて言い始める気がしています。
あとは、そうですね。
そんなに重要ではないですけど、
どういった環境(明るさなど)だとWeb映りが良いか(きれいに映るか)?
なんてことを考えておくと
企業の担当者よりも自分のホーム感が出せたりするのではないでしょうか。
ねっ?オンライン化も悪くないと思いません?
そして何より、交通費がかからない。(笑)
読んでくれてありがとう。