【個人は損?】新型コロナウイルス感染症特別貸付について思うこと
最近、ニュースを見るたびに「補償をしろ!」とか「支給をしろ!」とかそういう話をよく聞きますよね。
政府が中々行動し辛い理由に、個人ベースではどうしても予算規模が大きくなる&本当に効果があるのか?という点があると思います。これはある程度の経済規模の国なら仕方のないことです。
事実、アメリカにおいて、共和党政権下では大企業向けの政策(法人税の優遇等)が行われ、民主党政権下では、中主企業や弱者救済を中心とする政策が行われています。
さて、新型コロナウイルス感染症で、人によって同じテーマで異なる話題になっていることにお気づきでしょうか?
例えば、
学生の話題は、就職活動や、学校閉鎖で夏休みはあるのか?等の話題。
子どものいる家の話題は、マスク不足、在宅勤務、学校、保育園問題が話題に。
会社員(俗に言う”勤め人”)の話題は、コロナで会社がいつまで持つのか?今の収入は維持されるのか?が話題。
そして、自ら会社を営んでいたり、自ら店舗を営んでいるいる人の話題が表題の「特別貸付」です。
特別貸付の詳細はこちら
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html
毎月給料をもらう”勤め人”とフリーランス、個人事業主、会社経営者が常に考えないといけないのが、収支バランスです。
特に、今回のような事態が発生すると、「お客様が来なくなる=収入が減る」の構図ができます。
では、支出はどうか??
残念ながら、店舗を持っている以上、家賃が発生します。そして、従業員を雇っていると、働かせなくても給与は出ていきます….
そうなると、あっという間に手持ち資金は無くなり、倒産の可能性が出てきます。さらに、倒産の可能性が出てくると、従業員の解雇が始まります。そして、失業率が増える。失業率が増えると、治安が悪くなる…と負のスパイラルに突入してしまいます。
これらを起こさないために、政府系金融機関を中心に、最大三年間ではありますが無利子、かつ無担保で3000万円(中小企業なら1億円)を限度として資金が借りられるようになっています。
「借金コワイ」? 確かに経営をやっていないと今いちピンと来づらい点ではあります。しかしながら、「無利子・無担保」でお金が借りられる凄さはとんでもないことです。
入したお金を運転資金や設備資金にもこれだけあれば結構有り難いのは間違いないです。(対象が個人事業主・中小企業なので)
それに、個人にお金を配るよりも、法人に配ってその社員たち法人自身が補償していく形のほうがよっぽど健康的だと思います。
「法人(或いは事業主)」>「個人」です。
それが良い悪いの話ではなく、社会はこうなっていますよという話です。
つまり、こういう時こそ皆さんに考えてほしいのですが、サラリーマンを続けている限り一生あなたは脇役ですし、社会的優先度は低いとみなされます。
なんか癪ですよね? 私は普通に憤りを感じます。