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地方大学と地元企業とキャリア

こんにちは。atteyaaのウッチーです。

地方自治体やその地方の人達と話をする機会が最近多くなっていますが、その中で必ずと言っていいほど話題に上がるのが、都市部への若者の流出や地元就職を増やしたいと言った話題です。

実に聞く話題ですし、テレビでも「東京一極集中」と言ったキーワードで語られることも多く、みなさんも一度は耳や目にしたことがある話題かと思います。

進学を機に上京した若者が、そのまま東京や都市部に残ってしまったり、地元の大学に通っていた学生も就職を機に都市部へと出ていく。
その背景には都市部と地方との賃金格差や都市部の便利さへの適応、そして都市部への憧れなど様々です。

憧れというものは一度それを体験しないとわからない部分もありますし、若者が都市部へ流出するという流れは今後も大きく変化することはないのではないかと個人的には思います。

そして、このままでは地方から若者がいなくなってしまう!と多くの自治体やそこに根を張る企業は危機感を抱いているわけです。
そして、あの手この手で策を講じるものの、なかなか地元で就職する若者の数は増えない。

では、地方の自治体や地元企業はこのままお手上げなのでしょうか?
ここを打破する鍵は地元大学にあるのではないかと私は考えます。

地方企業は地元大学の若者を巻き込むべし

地方企業は自社や地域の活性化のために、地元大学の学生達を巻き込んでいくことを考えれば良いのではないかと私は思います。

なぜなら、そうすることで大学に通う4年間は、若い力を会社や地域の活力にできるからです。
若者の都市部への流出という問題への根本解決にはなっていないかもしれません。
しかし、この方法であれば、4年間は若者を地方の当事者として巻き込んでいくことができます。

また、地元企業が若者を積極的に巻き込んでいくことは、若者にとってもキャリア観を涵養する意味で大きな助けになるはずです。
通常のアルバイトではできないような体験を、地元企業を通じて獲ていく。
そうやって純粋に若者に体験を提供していくことで、地域が活性化していく。

そのような体験・経験を在学中の4年の間に提供できれば、「この地にとどまって経験の続きをしたい」「もっとこの地域に貢献したい」という若者が出てくるかもしれません。
もし、卒業後に都市部に出て言ってしまったとしても、在学中の経験は若者にとっては社会人においても大変意味のあるものになるでしょう。そして、その意味を持ち続けてくれていれば、数年後にまたその地域に戻ってくてくれるかもしれません。

また、地方大学出身の若者が社会で活躍している。という評判が流れることで、さらにその地域には若者が集まり、地域が活性化していくことも考えられます。

なので、もう一度言いますが、地方大学とその地域の企業は連携して、学生を地域に巻き込んでいくことが、地方が活性化するには大切なのだと思います。
学生が有意義な4年間を過ごし、社会に出てからも自分らしく社会に貢献できるように地域ぐるみで応援していく。そんな一体感こそ、地方が出せる温かさであり、強みであると思います。

そして、地方大学に進学、在籍する学生の皆さんはぜひ、地元企業と交流してみてください。きっといろんな価値観や課題に触れることができると思いますし、それが自信の経験にもつながるはずです。

以上、ご一読に感謝です。

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