仕事で大切な「分ける」と「捨てる」と「避ける」

みなさん、こんにちは。
はるです。
自分は普段「価値のために物事をどうやって進めていくか」ということを考える仕事をすることがよくあります。
内容はシステム開発だったり、全然違うプロジェクトであったり、色々です。
(プロジェクト管理とはまたイメージが違うため、こんな表現にしています。)
そんな中で汎用的かつ頻出する考え方があるなという気づきがあったので共有してみたいと思います。
それがタイトルにある「分ける」と「捨てる」と「避ける」です。
・「分ける」
1つ目は分けるです。
多くの仕事のタスクは「1つの塊」のような顔をして、色々な要素が混ざり合っていることが多いです。そのままの形でそのタスクを捉えると対処法に困ることがよくあります。
例えば、「商談」1つを取っても顧客の事前調査、会社紹介やその資料作成、ヒアリング項目作成、ファシリテート、自社サービス提案…
分割しようと思えばかなり細かく分けることができると思います。
この「分ける」作業をすることで、そのタスクを整理することができ、やるべきことやかかる時間などを明確化できます。
また、タスクがよくわからない状態を解消することで、取り組むモチベーションを高めることもできます。
・「捨てる」
2つ目が「捨てる」です。
先ほど書いたように、多くの仕事のタスクは一つの塊のような顔をしているのですが、さらに「必ずやらなければならない」顔もしています。
これが意外とそうでもないことが多いため、その仕事やらなくて良いのでは?という視点を持つのが「捨てる」です。
塊が丸ごと「捨てる」の対象であることもあれば、分けた上で一部「捨てる」の対象であることもあります。また、当然状況によっては今すぐやらなくて良い「後回し」や一旦保留する「ペンディング」のケースもあります。
仕事の要求が来た時点で「やらなければならない」という先入観を持ってしまいがちですが、一旦冷静に、客観的に見るための要素です。
やらなくても良いのでは?という視点から1つめの「分ける」にあるようなタスクの分割に気づくこともあります。
・「避ける」
3つ目が「避ける」です。
これは、絶対に通ってはいけないシナリオを「避ける」という意味です。
リリース日に無いと困る機能が実装されていない、とか色々内容を詰め込みすぎた故にイベント当日の準備が間に合っていない、みたいな例でしょうか。
これは、まず「分ける」でタスクを整理し、進捗を見つつ「捨てる」を判断する時などに考えます。絶対になくてはならないものが無いという事態を避けておけば、その他の部分はうまくいっていなくても、作っているものやサービスが価値を発揮することは多いです。
無理に完璧を目指し、失敗して最悪のケースに陥らないためにも「避ける」べきことを把握しておきたいですよね。
以上、仕事を進めていく上での「分ける」と「捨てる」と「避ける」という要素について書いてみました。
「わざわざ言われなくてもこのぐらい誰しもが知っているよ」というものかもしれません。
ただ、この内容は強く意識していないとすぐ忘れてしまうと思います。
そのぐらい先入観って強いものだと思います。
「そもそもそれってやる必要あるんだっけ?」と言われてハッとした経験はみなさんあるのではないでしょうか。絶対に間に合いそうにないのに残業でひたすら頑張り、結局間に合わないパターンなどもそうだと思います。
システム開発の業務では、進捗を管理するためにコントロールできる要素は「スコープ(≒開発する機能の量)」しかない、と言われたりします。(「納期」も大きな要素ですが、基本的にずらせないことが多いです。)
仕事のタスクをコントロールするためにも「分ける」と「捨てる」と「避ける」を意識してみてはどうでしょうか。
ご一読ありがとうございました。
それでは。