履歴書というフォーマット化した就活

履歴書は様式や大学などによって若干の差はあるものの、その内容はほぼ固定されている。学生や求職者にとっては自分を、企業にとってはその人を見るための資料。にも関わらず、履歴書はフォーマット化してしまっている。

こんにちは。atteyaaのウッチーです。皆さんは履歴書を書いたことがありますか？

最近では面接や選考もオンライン化が進み、それと同時に履歴書のデータかも進んでいますよね。
私が就活をしている当時はすべて手書きでした。なので、書き損じては新しい履歴書に書き直し、それを更に書き損じて・・・
ようやくちゃんと書けた！と思ったらそこにコーヒーをこぼしたり・・・。

履歴書代だけでどれだけお金かかんねん！

そんな当時の就活でした。はい、手書きの履歴書はとても大変だったのです。
そう考えると、データ提出OKな今の就活生が羨ましいわけですが、手書きにも良いところはあったわけです。
というのも、私は書道をしていたこともあって、いささか字の綺麗さには多少の自信がありました。なので、そういうアピールができる機会にもなっていたのかな。なんて思うわけです。

履歴書で自分らしさは表現できるのかという疑問

履歴書といえば、だいたい書くことが決まっていますよね。
①専攻、ゼミでの活動
②学生時代最も力を入れたこと
③自己PR
④趣味・特技・資格
⑤志望動機

多少の差はあれど、新卒のときに使う履歴書であれば、ざっとこんな感じでしょう。
ここからが今日の本題ですが、果たしてこれで自分らしが伝わるでしょうか？その人らしさが伝わるでしょうか？

②学生時代最も力を入れたこと　③自己PR　このあたりはその人らしさが伝わりそうな気もします。一方で、”最も”とか”PR”というお題目の時点で、書き手としては「何か壮大なことを書かなければ！」という心理に陥りますよね。笑
そして、その結果、いろんな脚色が付き、「え？これ俺のことか？まぁでも嘘はついてないか。嘘、ついてないよな・・・」みたいな内容になってしまいがちですよね。
果たしてこれで、その人らしさが伝わるでしょうか。

そう考えると、その人らしさが出ているのは④趣味・特技くらいかもしれませんね。
「趣味だしここくらいは自分らしく！」的な履歴書における心のオアシスになっているのではないでしょうか。
実際、面接をしていても、趣味の話になると一番その人らしさが出ている感覚があります。

とは言え、履歴書で表現できることは限られている

だったら、趣味・特技の欄で自分らしさを伝えよう！
と思っても、履歴書はフォーマットも決まっているし、なかなかそうは行きませんよね。
横書きの限られた文字数、限られた表現方法の中で自分を表現するというのはとても難しいことです。

「履歴書にそんな役割求めてないよ！」
そんな意見もあるかもしれません。

そうですね。だったら履歴書ではないところで自己表現しましょう。
なにが良いですかね？マインドマップなんかどうでしょうか？

マインドマップを使って、自分について掘り下げていく。
自分のこの強みはどんな経験によって育まれたのか。
なぜ私はこの趣味に打ち込んでいるのか。
そんなことをマインドマップを使って掘り下げていく。
なぜその企業の理念に共感できるのかを掘り下げていく。

マインドマップであればその思考の家庭も可視化して伝えることができるし、手前味噌ながらなかなか良い気がしてきました。

大事なのは自己開示

マインドマップを履歴書とセットで会社に提出する。
そうすれば、履歴書では表現できない自分を伝えられる。
それをもとに対話すれば、「このとき何があったの？！」と、より自己開示につながる話に展開していく気がします。

逆に企業側も「だったらウチの会社でも同じような苦労が待ってるかもしれないけど大丈夫かな？」「ウチ、こういうところまだまだイケてないけど大丈夫？笑」とギャップに繋がりそうなところを自己開示していける。

そんな風にしていけば、リアリティショックも多少はやわらぐのではないでしょうか。

さいごに

自分らしさを伝えるために、履歴書と一緒にマインドマップを提出するというアイデア、どうでしょうか？
気になった方は自己責任で試してみて下さい。笑
私ならマインドマップが出てきたら、採用担当として嬉しいですけどね。

今回触れなかったですが「志望動機」という記入欄が履歴書にはありますよね。
正直なことを言うと「会社説明会参加しただけで志望動機なんてできるわけ無いやん！」と私は思うわけです。笑
本来、志望動機なんてものはコミュニケーションを通して、徐々に出来上がって行くものだと私は思うわけです。そんな志望動機が会社説明会に参加しただけでできるわけない！笑

以上、一読に感謝です。