誰もが活躍できる組織の条件とは
みなさんこんにちは。いまむーです。
私が学生時代持っていた社会人のイメージは
かっちりとしていて、とにかく生真面目に上司の指示に従うような
そんな姿を想像していました。
そんな先入観を持っていたので、就活時代の面接でも
しっかりしなきゃ!と意気込んで空回りしていたような記憶があります。
社会人になり、面接官側に回ってみてからも、
私と同じような学生をよく目にします。
でも、これってあんまりよくない事ですよね。
せっかく自分が本来持っている魅力を隠してしまうのは勿体ないです。
これは、会社に入ってからも同じことが言えます。
素の自分を出さないことが当たり前になってしまうと、
先輩や上司の顔色を伺って、自身の想いやアイデアを出せなくなってしまいます。
無理に優等生を演じたり、いい人を演じたりしている自覚がもしあるのであれば、
勇気を出して、普段の自分をありのままに出すことで
仕事がぐっと楽しくなり、上手くいくようになることも多くなると思います。
私自身もそうでしたし、同じような出来事を数多く目にしてきました。
その組織で自分の強みを活かして活躍するため、成長するためにも
まずは、自分の素を出すことが一歩目です。
ただ、わかっていても中々自分の意見が出しにくい場面が出てくることもあると思います。
素の自分を出せるチームの条件
Googleでは従業員の働き方についての研究が頻繁に行われており、
Google re:Workというサイトでその研究結果がレポート形式で公表されています。
レポートは人事やマネジメント、採用など全8種類のテーマで分けられており、それぞれがかなり実践的な内容となっているので非常にお勧めです。
このre:Workに掲載されているレポートの中に、
『プロジェクトアリストテレス』という研究プロジェクトがあります。
これは「効果的なチームの条件は何か」よいう命題について、Googleが何百万ドルもの資金と約4年の歳月をかけてを研究したロジェクトです。
ざっくりどのような研究内容であったか私なりに要約すると、
Googleの考える「効果的なチーム」を定義し、
定性的な評価と定量的な指標を組み合わせてGoogle社内のチームに対して効果性を評価。35種類以上の統計モデルを用いて、「効果的なチーム」のもととなる因子を特定する。という内容です。
Googleはその研究結果として、
「誰がチームのメンバーであるか」よりも「チームがどのように協力しているか」のほうが重要であると結論付けています。
能力の高いメンバーがチームにいるかどうかよりも、
チームの環境やメンバーの関係性などの方が重要であるという事です。
なんとなく納得できる方も多いと思います。
そして、チームの効果性に影響を与えている因子を「心理的安全性」、「相互信頼」、「構造と明確さ」、「仕事の意味」、「インパクト」の5つであると特定しています。
その中でも最も重要な因子とされているのが心理的安全性です。
あまり馴染みのない方もいるかと思いますので念のため言葉の意味を引用しておきます。
心理的安全性とは、アイデア、質問、懸念、または間違いを率直に述べても、罰せられたり屈辱を与えられたりしないという信念です。チームでは、チームメンバーが他のチームメンバーに恥をかかずにリスクを冒すことができると信じていることを指します。心理的に安全なチームでは、チーム メンバーは受け入れられ、尊重されていると感じます。
『Wikipedia』https://en.wikipedia.org/wiki/Psychological_safety
心理的安全性のある組織かどうかを判断するには
組織の中で否定されたり、邪見にされることを恐れて
言いたい事が言えなかった経験があるかどうかを思い返してみると良いと思います。
自身や仲間が活躍できるチームを目指すためにも、
効果的なチームを目指すためにも
心理的安全性の高い組織を目指すことは不可欠です。
信頼されるためには相手を信頼してその姿勢を示すこと、
対人関係でも、意思決定においても相手を受け入れる姿勢を示すことが重要です。
素の自分を出すこと
素の自分が出しやすいような組織を作ること
是非参考にしてもらえればと思います。
では。ご一読ありがとうございました。