【就活】面接で企業の本音を聞き出す方法について
みなさん、こんにちは。
はるです。
さて、タイトルの話ですが僕は先輩社員としてたまに新卒面談に出ることがあります。
今就活をしている、またはこれから就活を始めるみなさんにとって、少しでも参考になればと思います。(どちらかといえば中小企業をイメージして書いているので、規模の大きな会社だと面接側のマニュアル等があったりなど、状況が違ってくるのかもしれせん。)
まず、面接特有のよくある質問では企業(面接官)の本音は聞き出すことはなかなか難しいのでは?と思います。例えば、「これからのキャリアのビジョンを教えてください」とか、「仕事をする際に大事にしていること」とかですかね。
これらは本当によく聞かれる内容ですが、その分いつも通りの回答をこちらも持っています。それもありますし、ほぼ初対面の人にいきなりそんなこと聞いても何か取り繕って回答されますよね。面接という場面だからといって、日常のコミュニケーションと本質はそんなに変わるものではないのではないかと思います。
よくある質問とその回答のテンプレートや「受かるためのスキル」みたいなものを使うと、面接官側も同じようなレベル感の回答になってしまいがちだと思います。
さて、ではどうすればいいのかということですが、やり方は色々あると思います。今回はその中で自分はこう思うなというやり方を2つ紹介します。
1、自己開示
まず一つ目は「自己開示」です。
面接では「本音で話そう」とか「素を出そう」などよく言われると思いますが、それと近いような概念ですね。結構有名な概念だと思いますが、なかなか実行するのは難しいものかもしれません。(会社側から自己開示してくることって珍しい?)
そもそも自己開示ってどういう意味かと言いますと
言語という手段により自分自身に関する情報を、とくに意図を込めることなくありのままに伝えることとされる。
ただし、本人が自分自身の姿を正確に認識していない場合も多く、また受け手にもバイアスがあるため誤認する可能性もある。そのため、意図を正確に伝達することが難しい場合もある。
自己開示には、返報性の現象がみられる。このため、自己開示の受け手が相手の開示した情報と同じ程度の情報を開示することがあるとされる。
だそうです。
個人的には「言い回しによって相手の印象を操作しようとせず会話する」というような認識です。上記の説明にある通り、この自己開示には「返報性の現象」というものがあり、自分が開示した情報と同じくらいの情報を相手が提供してくれる可能性が高まります。
自分自身のちょっと踏み込んだ会話をすることで、相手に「自分は信頼されている」というような印象を与えることができ、相手からもより本音に近い言葉を引き出しやすくなるんですね。
面接や就活に限らず、日常生活から非常に重要な方法だと思います。
2、雑談をする
次に2つ目ですが、「雑談をする」です。ちょっと語弊のある表現ですが、自分のイメージだと居酒屋でたまたま隣に座った人に仕事の話を聞く時の質問をちょっと面接風に丁寧にする感じです。
おそらく「どんな仕事をされてるんですか?」とか「仕事はどんな感じですか?」感じで聞きますよね。いきなり会社のビジョンなんて聞きません。面接官も1社員ですから(最終面接などは役員など重役の人だと思いますが)、本来こういったコミュニケーションの方が本音や素が出やすいと思います。
面接でよくある質問をしてしまうと、企業側もほかの会社と同じような回答になってしまうので、結局「自分に合った会社がどこなのか全然わからない」というような状況になってしまいます。
しかし、実際会社に就職して働いていると、付き合いの長い他社の社員であったり、昔からの友人と会社の話をよくするようになりますが、ぶっちゃけ話であるとか、会社の良いところ悪いところ色々出てきますし、やっぱり会社によって特徴が全然違うなと思うわけです。
そういった場面では、面接で引き出せる情報と比べてより実態に近い情報を引き出すことができるのですが、面接でもできるだけそういった場面に近づけるようなコミュニケーションが取れれば、面接官側のリアルな情報を引き出しやすいのではないでしょうか。
以上、今回は面接で企業の本音を聞き出す方法について考えてみました。
面接という場面は試験といいますか、能力を試されてるといいますか、日常とかけ離れている雰囲気があり、その分HOWTOや「就活の面接ではこうすべきだ」という先入観を持って話をしてしまうと思います。
場面場面において、もちろんそういったしっかり準備をした会話を挟んでいくことは大切だと思いますが、面接の時間中ずっとそういった会話だけになってしまうと就活をしている側も企業側も疲弊してしまうと思います。(完璧な受け答えなんて目指さなくていいと思いますよ。)
時には面接だからといって気構え過ぎず、できるだけ普段の人と人とのコミュニケーションに近づけるよう意識すれば、就職先を探す上でもより自分にマッチした会社を探しやすくなるのではないでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは。