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当事者意識のレイヤーを上げる




みなさんこんにちは。はるです。

以前、「仕事ができる」とは何だろうかという記事を書きました。

↓↓

よくよく、「論理的思考力がある人」「コミュニケーション能力が高い人」などなど言われたりしますが、結局のところは、

・それらの自分の優れた能力(強み)を使用して、周りに貢献している

・それらの他人の優れた能力(強み)を知っていて、その能力が必要な時はできるだけ助けてもらっている(他人の能力を活かして貢献している)

なのではないかと考えました。

これらは基本的に能力とその活かし方の話ですが、仕事ではよく、「自分の思い・考え」とか「ビジョン・目的」などの意識的なことについてもよく言われますよね。

タイトルにある「当事者意識」もよく言われるものの一つで、わりと自分の思い・考え・目的などを包含した感じで使われるかなと思います。

「当事者意識を持つべきだ」みたいな形でよく言われますね。有名な「あなたはどうしたいの?」っていうあれです。笑

ベンチャー企業の求人などでもよく見かける言葉です。

辞書的な意味も調べてみると、

何らかの物事やプロジェクトなどに参加している当事者である、関係者である、という意識のこと。

https://www.weblio.jp/content/%E5%BD%93%E4%BA%8B%E8%80%85%E6%84%8F%E8%AD%98

だそうです。

仕事をちゃんとやっている人からすると少なくとも持っていると思います。

持っていない場合、仕事なんてしないですよね。会社も行きません。少なくとも「自分がやらなくては」という気持ちがあるので会社に行って仕事をしているのだと思います。

そんな当事者意識ですが、最近ふと「レイヤーがあるな」と思いました。

どこのレイヤーの当事者意識を持って、自分の能力を使っているかで他者(社会)への貢献レベルが大きく異なる気がしたので、それについて書いてみます。




まず一番下のレイヤーですが、

・当事者意識を全く持っていない(0)


ですね。これは説明するまでもなく、自分とは無関係だと思っているレイヤーです。

行動することもなく、聞いて「そうなんだ」と思って終わりです。


次に二番目のレイヤーですが、

・自分に任されたもの、課せられたものはきっちりこなしたい


です。このレイヤーの方が一番多いのではないかと思います。

仕事において、任されたものをきっちり成し遂げることは他者への貢献になりますし、仕事を任せる側からの信頼も得られると思います。

ただし、このレイヤーの当事者意識は「内(自分)向き」な気がします。部分最適と形容しても良いかもしれません。

モチベーションの在りどころが、「間違えたくない」とか「指摘されたくない」、「うまくやりたい」みたいな感じです。(突き詰めれば人間だれしもそうなので、ちょっと語弊がありますが)

この内向きなモチベーションが、能力を活かした時の他者への貢献度合に影響してしまうと思います。


次に三番目のレイヤーですが、

・チームやプロジェクト、会社(組織)を成功・成長させたい


です。このレイヤーになると全体最適を目指すにはどうしたら良いか?というモチベーションで自分が動くので、冒頭にあった「ビジョン・目的」や「自分はどうしたい(どうすべき)」というような、組織を成功に導くための考えを強く持つようになると思います。

モチベーションが二番目のレイヤーに比べて外向き(他者向き)なので、チーム・組織が成功するために自分のやるべきことを常にアップデートし、脳が活発に動いています。周囲のサポートにも率先して取り組みます。他者への貢献度合もより大きくなり、チームや組織のメンバーからの信頼も厚くなるのではないでしょうか。

おそらく、この層が会社で「仕事ができる」と言われる人たちかなと思います。


そして最後のレイヤーですが、

・社会課題を解決する事が使命だと思っている


です。この層にとっての貢献対象は国規模、世界規模であり、歴史に爪痕を残していく人たちもたくさんいると思います。

社会課題解決のために、人生をかけて取り組んでいます。説明不要だと思います。




以上、ざっくり4つのレイヤーに分類してみましたが、仕事をやる上で「能力(自分・他者)を生かす」×「当事者意識のレイヤー」の組み合わせで生産性や結果が大きく違ってくるのではないでしょうか。

好きな仕事、プロジェクトとそうでないもので当事者意識のレイヤーも変わってしまうのはある意味仕方ないことなのでしょうが、できれば三番目以上を目指していきたいものだなと思います。



以上、当事者意識のレイヤーについて書いてみました。

ご一読ありがとうございました。




それでは。


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