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就活における親との向き合い方

こんにちは。atteyaaのウッチーです。

皆さんは就活について誰に相談しますか?
大学のキャリアセンター、友人、先輩。いろんな選択肢がありますが、最終的には”親”に相談する人が多いのではないでしょうか?

私は普段、採用担当として多くの就活生と接していますが、「私は入社したいんですが、親が反対していて・・・」なんて相談を受けることも多々あります。
そして、そんな経験を私に限らず、大多数の採用担当がしていると思います。(特に中小企業の採用担当者)

ではなぜ親は反対するのでしょうか?

理由の一つが「よく知らない会社」だからです。
逆に言うと「よく知っている大企業であれば安心だ」というのが理由です。

「名前の知っている大企業であればそうそう倒産しないだろう」
「福利厚生も充実しているだろう」
「そんな環境に入ることができれば充実した人生を送れるだろう」

そんな理由から、就活生の親世代の多くが「大企業」推しです。
でも、大切な観点が抜けていますよね。
それは「自分らしく貢献できるか」という点です。

例え大企業に入ったとしても、自分らしく働く=貢献することができなければ、仕事の時間は辛いものとなるでしょう。
その証拠に、大企業に入社した若者の3割が3年のうちに離職しています。

自分らしく働ける環境で、自分らしく社会に貢献していく。

そんな就職が実現されてこそ、人生も社会はより良いものになるのだと私は思います。
なので、就活生の皆さんには企業の知名度ではなく「自分らしく働けるか」という観点で企業選びをしてほしいです。

そのために、いろんな会社や人に出会い話を聞いてみて下さい。
そうするといろんな感情が出てくるはずです。
「この人の言っていることはすごく共感できるな」「逆にあの人が言っていることは自分にはしっくりこない」といった感情が出てくると思います。
そして、その感情はなぜ出てくるのか、掘り下げて見ましょう。
そうすることで、自分はどんな環境を求めているのかがより明確になるはずです。

そして、自分が求めている環境がそこにあるのかという点においては、中小企業はすごくわかりやすいです。
それはなぜかと言うと、目の前で話をしているその人と仕事ができるからです。

とは言え、あの問題がまだ解決されていませんね。「自分らしく貢献できる会社」に出会えたとしても「親に反対される」という問題です。
でも安心して下さい。あなたはその会社や自分としっかり向き合うことにより、その会社のことや、なぜ自分がその会社で仕事をしたいかを親に語れるようになっています。その思いを親にしっかりと伝えていけばよいのです。

それでも反対されたら?

その会社や自分との会話が足りないのかもしれません。もっと掘り下げて考えてみましょう。じっくり向き合って出した結論であれば、親もわかってくれるはずです。
そして何より、今後社会に出て仕事をするのは自分です。自分の気持を大切にして下さい。

とは言え、現状の就活の枠組みの中では一つの企業と向き合う時間は長くて2ヶ月程度。短ければ1ヶ月程度です。
短期間で企業と自分と向き合わなければなりません。短期間で両親に理解してもらえる材料を集めなければなりません。
これは日本の就職活動が抱える問題だと私は思います。
1ヶ月程度しか向き合っていない会社を「これが私の就職先です」と紹介されたところで、不安になる親の気持ちも十分理解できます。

もっと時間をかけて、ゆっくりと多くの企業や人、自分と向き合える。その結果、自分らしく、自分の思いを形にしていける会社とのご縁が生まれる。
そんな社会を実現していきたいですね。

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