【新卒就活】学生時代に頑張ったことは、仕事にどう活かされるのか?
みなさん、こんにちは。
はるです。
今日は新卒就活のことについて書いてみたいと思います。
「学生時代に頑張ったことはなんですか?」
新卒の面接ですごくよく聞かれる質問ではないかと思います。最頻出系の質問ですね。就活をされている多くの方はこの質問への回答を考えていると思います。
では逆に、なぜこんなにもこの質問は聞かれるのでしょうか。それはもちろん、この「学生時代に頑張ったこと」は仕事において活かすことのできる重要な要素だからです。
では実際、具体的にはどう活かされているのでしょうか。
その前に、この質問に対するよくある回答を見てみたいと思います。自分も先輩社員として面接の場に出ていたことがあるので、このような話はよく聞いたことがあります。
・チームワーク・リーダーシップの経験
1つは、学生時代のクラブ活動やボランティアで経験したチームワークやリーダーシップの話です。チームプロジェクトにおいては、適切なコミュニケーションや調和を図る力が求められるという前提をもとに、学生時代にリーダーとして他のメンバーを引っ張った経験やチームの協力を促した経験について話してくれる学生は多いです。
・課題解決の経験
もう一つが部活動やアルバイトで直面した様々な課題に取り組んだ経験です。仕事では課題解決能を求められるということを前提に学生時代にぶつかった課題に対して、このような解決策を考えてアプローチし、こう改善しましたよという内容です。
これらは、実際に仕事に活きるとは思います。経験として自分に蓄積される能力ですね。
同じような場面が仕事に出てくるのであれば、応用することも可能です。
ただし、上の2つの例は粒度が荒い?表面的な部分?だと思います。全く同じ場面ってそんな出てこないのもありますし、やはりアルバイトや部活と仕事には大きな違いがあるからです。
実際、学生時代に頑張ったことが仕事に活かせるよという前提のもとに考えて話していると思いますが、この話をしている学生も、具体的には仕事に活きるイメージを持ててはいないのではないでしょうか。
では、運動などを例にして今までやってきたことが他の物事に活きるイメージを考えてみるとどうでしょうか。
例えば走るのが好きで走る練習をしていた人が、サッカーを始めたとしたらその足の速さや、体力が活かされると思います。これはわかりやすいですね。これは上の2つの例と近いイメージかと思います。
意外と気づかないのではないかという部分でいうと、走る練習をしていたその習慣も、サッカーの練習で活かすことができます。練習を始めるまでの脳内で考える内容なども活かすことができます。めんどくさい日もあるが、それを乗り越えて何かの目標のために頑張った経験などです。
また考えることが好きで、勉強が得意だった人がサッカーを始めた場合はどうでしょうか。戦略的なプレーや、より効率的な練習メニューを考えてこなす部分などで活かすことができると思います。またそういった情報をインプット・アウトプットするクセもついているかもしれません。勉強をしていない人と比べて、情報を収集する力、考える力など、人としての根本的な地力が身についているはずです。
要は、表面に表れている事実や経験に加えて、それをするにあたって考えたことや、身につけた思考力・身体的能力、スキル、考えて行動に移るまでの流れなど、表面に表れていないことも、違う物事に活かすことができるということです。
そして、後者の方が汎用性が高いです。状況が違えど、業界が違えど、会社が違えど、活かすことができるからです。それらはその人の人格を作るマインドの部分や、その上に乗っかっている行動特性、態度、習慣などを形成するものでしょう。そしてその人の土台となっているもので、その土台の上にスキル・能力などが乗っかってくるイメージですね。
そのようなことが聞きたいため、面接官は面接で「学生時代に頑張ったことはなんですか?」と聞くのだと思います。
まとめると、学生時代に頑張ったことは、その経験により形成されたマインドや行動特性などその人特有の土台が形成され、それが仕事で活きてくる、ということです。
ここまで、生時代に頑張ったことがどう仕事に活かされるのかを考えてみましたが、どうでしょうか。
人によっては、「そんなに頑張ったことなんてない」と、この質問への回答を作るところで苦労している人もいるのではないでしょうか。
何か、すごいことを成し遂げていないといけないような、そんなイメージもありますよね。
でも、実は頑張ったことに対する、表面的な結果や事実はそこまで本質的なところではないと思います。
今就活をしている方はぜひ、頑張っている時のことをできるだけ鮮明に思い出してみて、その時に形成されたマインドや大切にした考え、思考回路や習慣などを思い出し、それが結果にどう関連しているのか、結びついているのか考えてみてください。
それはきっと、自分自身の強みを活かし、周りに貢献できている要因なのだと思います。
以上、ご一読ありがとうございました。
それでは。