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偏差値50〜55だった奴らの年収(シリーズ:就職氷河期)

こんにちは、atteyaaの まつい です。

以前、↓のようなブログを書きまして

けっこう好評(本ブログでNo.1のPV数を記録)だったので
今回も氷河期世代と年収ネタの組み合わせです。
登場人物は5人、私の高校の同級生たちです。

なので、

みんな偏差値50〜55だったMr.アベレージ野郎どもです。

そして時代は就職氷河期、もうみんな大変だったわけです。
一筋縄ではいきません。

そんな彼らのキャリアをかいつまんで説明し、
それぞれの年収(あくまで会話などからの推定金額)を公開したいと思います!!

氷河期世代の平均野郎の年収です。ww

みんな42歳か43歳です。

まず一人目、某マンモス大学に進学した石田くん(仮名)

彼は真面目なので一生懸命就活をしましたが
滑り込めたのは「無名の中堅人材派遣会社」の営業でした。
数年務めた後にネットワーク系IT企業の営業へキャリアチェンジ
(すなわち転職)、
この会社は有名ではありませんが、上場企業です。

現在石田くんは課長職相当で年収は750〜850万くらいです。

二人目、無名大学に進学した垣内くん(仮名)

彼は就活が厳しいことが分かっていたので
ある意味テキトーにニッチな会社をチョイスして選考に進んでました。
でもなかなか結果が出ず、唯一ご縁があったのが石材屋さん。
石材屋の営業を数年、その後人材派遣の会社へ転職し、
そのノウハウを生かして人材派遣業で起業。

現在の年収は1,500〜2,000万くらいではないでしょうか。

三人目、理科系の大学に進学した黒田くん(仮名)

卒業に時間がかかり、それも影響して卒業後もフリーターが長く続きます。
世間は不景気だったのでなかなか就職に恵まれません。
将来のことを意識してアルバイトを選ぶもののやはり正社員の方が待遇がいい。
20代後半でようやく機械設計の仕事に就き、
現在も技術者として仕事をしています。

年収は550〜650万くらいと思われます。

四人目、就職に強いと言われる大学に進学した島くん(仮名)

就職を意識して大学を選んだだけあって職業選びも先見性がありました。
文系の彼ですが、システムエンジニア(SE)としてメーカー系のSE会社に就職。
メーカー系といっても親会社のシステム保守開発がメイン、ある意味ニッチな会社です。
そんな仕事に見切りをつけてウェブ系ベンチャーに転職し、
その後の活躍が評価され現在はそこの役員を務めています。

とはいえ、成長過程のベンチャーなので年収は700〜800万くらいという印象です。

五人目、八重樫くんも普通の大学を少しだけ時間をかけて卒業しますが、

例にもれず就活で苦戦します。
なので、キャリアを模索する意味で専門学校へ進学しCADについて勉強します。
その後、何とか建築系の内装デザイン・施工会社に就職します。
その1社でデザイナー及び施工管理者としてキャリアを積んでおり

年収は650〜750万くらいかと思われます。

どうでしょうか。

年収は私の推測・想像が大いに入っておりますが
皆それぞれ今は立派なキャリアを築いています。

でも、大学を卒業し就職したことで「キャリアがスタートした」というよりは
その後の数年をかけてキャリアを考え、各々の内省があり
その結果としてキャリアとして紡がれてきた。そんな印象です。

就活の場でキャリアについて考えることになるわけですが
実はすぐに答えは出なくて、数年かかるものであるということ。

そして毎日がキャリアなのだということ。

そういう風に考えれば、
前もってキャリアと向き合うことの大切さ
逆に焦る必要もないということ
矛盾しているようですが、
双方が正解なのだと感じてもらえるのではないでしょうか。

読んでくれてありがとう。

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