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【就活探訪】就活早期化について考えてみる

こんにちは、atteyaaのウッチーです。
最近だんだんと暖かくなってきて、気温の上昇とともに沖縄に行きたい欲が高まっております。

あー、沖縄でソーキそば食べたい!という私の食欲事情は置いておいて、今日は「就活早期化」について、考えてみたいと思います。

春になると「今年度の就職内定率は昨年に比べて◯%上昇。年々、就職活動の早期化が進んでいます」というニュースをよく見かけます。

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出典:キャリタス就活 2023 学生モニター調査結果(2022 年 4 月発行)
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/202204_gakuseichosa_soku.pdf

株式会社ディスコの調査によると、4月1日時点での就職内定率は昨年比で約8ポイント高くなっていることがわかります。また、その特徴は4月以前を見ても明らかで、21卒より22卒、22卒より23卒の方が同時点での就職内定率が高くなっていることが見て取れます。

何のための就活早期化?

では、果たしてこの早期化は就活生に良いことなのでしょうか?
そもそも、なぜ早期化しているのでしょうか?

考えられる原因の一つが、採用市場の売り手市場化による採用競争の激化です。
企業は他の企業よりも先に良い学生に出会って、囲い込みをする。すると他の企業がそれに負けじと更に早い動き出しをする。そして、それに負けじと更に・・・(以下、略)

今でこそ、経団連による採用活動のルールは撤廃されましたが、それ以前でもそのルールは早くから形骸化し、そのルールを交わすようにインターンシップが就業経験の場ではなく選考の場になっていました。

選考の早期化により、若者の就労観の汎用のためにあるべきはずのインターンシップが選考の場になっていしまい、本来の目的を失っているのが今の現状です。

つまり、就活の早期化、すなわち企業の採用活動の早期化は若者にとっての社会を知る機会を奪っていると言っても過言ではありません。

早期化はダメなことなの?

「いやいや、でも学生としては早く内定をとって安心したいし、早期化も悪くないんじゃない?」

そんな声も聞こえてきそうです。
私は、学生と社会・企業が接点を持ちだす機会が早期化するのであれば、それは素晴らしいことだと思います。

一方で、単純に就活をしだすタイミングが早くなり、就活を終える期間もそれに合わせて前倒しされるような早期化には疑問が残ります。

なぜなら後者は十分に社会を吟味することができないからです。吟味する時間が短いと、企業の知名度や表面的な情報での就活を余儀なくされる。本当の意味での社会を知らない状態で就活が進み、入社したものの結局ギャップを感じて3年で3割の若者が会社を辞めていく。

単純な早期化はこの3年3割問題を引きずったまま、数多くの企業の効率化争いに学生を巻き込んでいる。そしてそれが結果として企業をも苦しめているのではないかと感じます。

必要なのは効率的な就活・採用からの脱却

この問題を解決するには、あえて効率化から一度身を引き、企業も学生もじっくりと時間をかけて。それも採用や就活の絡まないコミュニケーションを取っていく必要があるのだと思います。

形式張ったコミュニケーションや質問ではなく、一人の人間同士として、ゆっくりと時間とかけてお互いのことを理解していく。その過程で若者は社会を知り、キャリア観を醸成していく。いろんな社会人・企業との出会いの中で獲た気づきを学業にも生かしていく。

一見非効率に見えますが、じっくりと時間をかけてお互いを深く理解し合った状態で、自然と企業に就職する。そんなことを実現できれば、3年3割問題は解決に近づき、より多くの若者が自分らしく、活き活きと働ける社会になり、若者にも企業にもそして社会にとっても良い結果になっていくのではないでしょうか。

就活や採用活動も、一度効率化から脱却し、その在り方を問い直すタイミングが来ているのかもしれませんね。

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