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失敗をプラスにする向き合い方について

みなさんこんにちは。いまむーです。

「失敗を恐れるな!」
こんな言葉をかけられたことはありませんか?
実際、社会に出てからも同じようなニュアンスの言葉をよく聞きます。

今回はそんな「失敗」について考えていきたいと思います。

失敗は怖いもの?

私はシステムエンジニアという職業で働いていますが、
この業界は本当に失敗にあふれた業界です。

あらゆるシステムが常に創造、アップデートされ続け、
それらが相互に作用しあっているため、優れた技術者であっても予測が困難なケースが多いです。

失敗が当たり前のこの業界にいてもなお、私はいまだに失敗が怖いです。
どうでしょうか?皆さんにとっても失敗は怖いものですか?

時間やコストなどの損失を出してしまったり、
誰かに迷惑をかけてしまったり、
叱られるかもしれない、呆れさせるかもしれない。
こんな事、怖いのが当たり前です。

でももっと怖いのは失敗を避けてしまう事です。
失敗をある程度避けることは意外と簡単なことです。

例えば、顧客が販売管理システムの導入を検討している場合、
自身が1度他の顧客に導入したことがあるけれど、顧客のニーズにマッチしていないシステムか
自身が詳しくないが、顧客のニーズにマッチしているシステムがあった場合

前者を選択すれば、後者よりも失敗は少ないと思います。
ただし、顧客が本当に求めているシステムの提供は出来なくなります。

同じような、リスクを取るか選択を求められるシーンはキャリアのいたるところで直面します。
もちろん、自身にとってリスクのない選択をすれば、失敗せず、安定しやすいでしょう。
ですが、本当にそれで良いでしょうか?

ここでひとつ、私の好きな言葉を紹介したいと思います。

If you’re not failing every now and again, it’s a sign you’re not doing anything very innovative.
”もし時々失敗することもないというのなら、それはあなたがあまり革新的なことをしていないという証拠だ。”

ウディ・アレン

これは、私の好きな映画監督の名言です。
つまり、失敗しているということは、自身が何かしらの挑戦をしている
という事です。

何か選択に迫られて楽な選択をしそうになったとき、
何か失敗して落ち込みそうになった時、
そんな時に、私はこの言葉を思い出すようにしています。

失敗はもちろん怖いものだとは思いますが、
決してネガティブなだけのものではありません。
是非、失敗している時こそ、挑戦していることの証拠だと思い、気を奮い立たせてほしいと思います。

失敗は当たり前

スマホのアプリやゲームなど、身近なものを想像してみてほしいのですが、
こういったシステムには失敗、いわゆる「バグ」がつきものですよね。

IT業界のシステム開発でも
「テスト工程」といって、今まで作ってきたものに「バグ」のような失敗がないかをテストする期間があります。

私はこの業界に入る前、
ゲームの開発段階でテストをする人がいると聞いたことがあり、
「バグ」が含まれていないことを確認するためにテストをしているのだと思っていました。

しかし、その認識は全くの逆で
「失敗をどれだけ見つけられるか」というのがテスト工程のミッションでもありました。
そのシステムの規模に応じた数のバグがちゃんと見つけられるかどうか
ということが、テストがしっかり行われた根拠になり、
その品質の良さを定量的に示す材料になったりします。

こうしたシステム開発もそうですが、
失敗が全くなかったプロジェクトの話は聞いたことがありません。
つまり、失敗が起こることはある程度想定内なんです。

私もたくさん失敗をしてきましたが、
何か失敗をして、立ち直れなくなるほど悪い結果になったことなんて1度もありません。
むしろ、良い結果につながった思い出の方が多いほどです。

私が顧客から良い評価頂いた経験を振り返ると
いずれも障害が起きたときや、自身のミスがきっかけとなり、その失敗への対応を褒めて頂くことが多かったです。

学生時代における1発勝負の試験とは違い、
テストで何点取れるか、ではなく、次回以降のテストで何点取っていけるか
という所を大事にしている社会人が多いのです。

失敗との向き合い方

最後にもうひとつだけ私の好きな言葉を紹介します。

人間の価値は成功では決まらない。失敗した時の向き合い方に人間性が現れるんだ。

アンディフィーテッド 栄光の勝利(2011)

アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「アンディフィーテッド 栄光の勝利」という映画の中の一幕です。
弱小アメフト部を常勝チームに導いた監督が、監督就任当初、試合に負けて俯く選手たちにこの言葉をかけてチームが生まれ変わっていきます。

仕事もリーグ戦のようなもので、
1回試合に負けたからといっても、まだまだ試合は続きます。

失敗は怖いものかもしれません。
落ち込みますし、人生の終わりのような気持になるかもしれません。
でも、よく食べて、よく寝れば1週間後には笑い話になっていることがほとんどです。

是非、挑戦を続け、失敗し、成長していっていただけたらと思います。

「失敗を恐れるな!」

以上です。ご一読ありがとうございました。

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